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青山健一の古着屋ガレージセール ラジオ

 

#04 古着屋が教える!軍・ミリタリージャケットを買うタイミングはここだ!

 

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先日、ご来店頂いたお客様が

 

「フランス軍の M64ジャケットを探している」

 

と、お話されていたのを聞いて、もう、そんな冬物の季節だなとおもった青山健一です。

 

フランス軍『M-64』ジャケットの記事

 

ご来店のお客様がお話しくださった、フランス軍の M 64ジャケットは『サテン300』とも呼ばれています。

 

『サテン300』『 F-1 』『 F-2 』 のフランス軍のジャケットについては、こちらも過去に詳しく書いた記事がありますのでそちらを参考にしてみてください。

 

 

french-foreign-legion-6

フランス外人部隊も着用のジャケット・見分け方

 

 

おそらく日本で『サテン300』や『 F-1 』のジャケットを検索すると、店長青山の記事が出てくると思います。

 

そんなこんなで、今回は古着におけるミリタリージャケットの購入のコツをお伝えしたいと思います。

 

ミリタリーのジャケットが市場に出てくる背景

 

ミリタリーアイテムというのはとても面白い特徴がありまして、探していてもない時には全く出てこない。

 

ところがある時に同じアイテムが『大量』に出てくることがあります。

 

しかもそのような場合デッドストックであることが多いです。

 

大量に出てくるがゆえにお値段も比較的手頃だったりします。

 

実はミリタリーアイテムに関してはこの、

 

「同じアイテムが大量に並んでいるタイミング」

 

が狙い目です。

 

大量に出回っていると安心して

 

「こんなにあるんだから、まだ大丈夫だろう」

 

とタカをくくってしまいがちです。

 

しかし、これを逃すともしかしたら次はないかもしれません。

 

では、

 

「なぜ一度に大量に同じアイテムが出てくるのか?」

 

という事なのですが、ミリタリーアイテムというのは、

 

『 軍隊からの放出品 』

 

という形で市場に出まわるケースが多いからなんですね。

 

これらの放出品はサープラスと呼ばれることもあります。

 

この放出品が出てくる背景には 、装備のスペックや、仕様が変わったことによる過去モデルの在庫処分という一面があります。

 

ミリタリーアイテムの仕様が変わった時、過去のモデルが余ってしまうのです。

 

そして、それが大量に出るのはなぜかと言うと、軍の構成単位が非常に大きいものであるからです。

 

軍隊の編成単位について

 

よく軍とか師団とか部隊とか、映画物や物語で呼ばれていると思うのですが、なんだかわからなくなってきますよね。

 

ですのでここでまとめてみました。

 

基本的にこの呼び名は兵士の人数を基準に決められています。

 

記載してある数字は編成される大体の兵士の人数で目安だと思ってください。

 

軍(army)
50000以上

軍団(army corps)
30000以上

師団(division)
10000~20000

旅団(brigade)
2000~5000

連隊(regiment)
500~5000

大隊(battalion, squadron)
300~1000

中隊(company, battery, troop)
60~250

小隊(platoon)
30~60

分隊(squad)
8~12

班(team)
4~10

組(fire team)
2~6

 

この呼び方と大体の構成人数がわかると、軍隊が出てくる話では色々とイメージがしやすくなるので便利です。

 

ちなみに、1986年に公開されたオリバー・ストーン監督のベトナム戦争映画

 

【PLATOON】(プラトーン)

 

とはこの軍隊の編成単位を表しています。

 

【 小隊 (プラトーン)】

 

という意味で30~60人の兵士で構成された部隊という事です。

 

軍隊は単位が大きいのでたくさん作る

 

軍というのはこのような構成になっています。

 

ようするにそれぞれの単位が大きいんですね。

 

支給するためのアイテムもそれなりに、たくさん作っている訳です。

 

アイテムの仕様変更やアップグレードなどがあった時には以前のモデルが不必要になります。

 

そのため軍というのは『払い下げ』という形で大量のユニフォームや装備を一般市場に放出します。

 

この大量に余ったアイテムが古着市場で取り扱われる軍物の主なものです。

 

古着の軍服が一括で、大量に、しかもデッドストックで出てくる可能性がある、というのはこのような背景があります。

 

たとえばフランス軍では1996年まで徴兵制度がありました。

 

徴兵制度がなくなった時、大量の装備が必要なくなりそれが放出されました。

 

1990年代の後半から2000年代初頭にかけて大量のフランス軍『F-2』ジャケットが市場に出回ったのはこういった背景があるかと思います。

 

このような事をふまえ、ミリタリーのアイテムを購入するタイミングは

 

『 同じアイテムが大量に出ている時 』

 

これが狙い目となります。

 

逆に言うとこれを逃した時、次に出てくる可能性は極端に低くなると思った方がいいです。

 

ミリタリーのアイテムを探す時には参考にしてみてください。

 

また、

 

デッドストックのミリタリー放出品、サープラスの品物が出る時というのは、軍が放出したタイミングだけとは限りません。

 

各国の国防総省などから放出された軍物は、そのまま市場に流れる時もあれば、大量に保管されていたり、それらを民間の業者が大量に買い付けて保存している場合があります。

 

業者が倉庫などに大量に保持しておいたデッドストック品が、後の時代になってたくさん出てくる事があるのです。

 

ですので、大量の品が出てくるタイミングというのは2種類あり、一つは軍隊から放出されたタイミング。

 

もう一つは民間の業者が持っていた品を後の時代になって出したり、もしくは見つかったりした場合です。

 

いずれの場合にせよ、ミリタリーの洋服がまとまって出ている時は購入するチャンスだということになります。

 

そのような機会があれば、ぜひ狙って入手してみて下さい。

 

それではまた!

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