DEADSTOCK 1960s SPADESOLE
【FOOTJOY】SADDLESHOES

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1960年代デッドストック スペードソール
【FOOTJOY】SADDLE SHOES

 

店長青山です、

今回はスペシャル中のスペシャルなお品を入手しました。

 

【FOOTJOY】の SADDLE SHOES.

 

1960年代のスペードソールで、しかも【DEAD STOCK】です。

 

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【FOOTJOY】の歴史

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【FOORJOY】は1857年にアメリカ・マサチューセッツ州ブロックトンで始まりました。

 

Burt and Packard Shoe Company「バート&パッカード・シューカンパニー」

 

として、創業された後すぐに

 

Field and Flint Company「フィールド&フリント・カンパニー」

 

と名前が変更されています。

 

その後、1970年に社名を

 

【FootJoy, Inc.】

 

と変えるまでは『Field and Flint Company』としてフットジョイシリーズを手掛けてきています。

 

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今回のお品、アウトソールの刻印が潰れていてわかりにくいのですがどうやら

FootJoy
Reg US Pat OFF.
By FIELD AND FLINT CO.

 

と記載されているようです。

 

「フィールド&フリント」の名が刻印されていますね。

 

1970年に社名がフットジョイに変更されたことから考えてもこちらは1960年代以前の物と考えて良さそうです。

 

1927年 第一回「Ryder Cup」のオフィシャルシューズ

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このフットジョイ、現在だと革靴の分野では知られていませんが、ゴルフ用品の総合アパレルブランドとして世界的に有名です。

 

ゴルフの世界では現在でも2年に1度行われている

 

「Ryder Cup」(ライダーカップ)

 

という団体戦があります。

 

アメリカツアーとヨーロッパツアーの代表選手による対抗戦として行われ

 

【アメリカ合衆国】対【欧州連合】

 

という、欧米では熱狂的に盛り上がる大会です。

 

マスターズとライダカップは実際に見たくてもチケットが取れないそうです。

 

大会では賞金が支給されませんがメンバーに選ばれること自体が大変な名誉だとされています。

 

そのライダーカップの1927年第一回大会でアメリカチームのオフィシャルシューズとなったブランドがフットジョイでした。

 

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当時の写真を見ると2トーンのスペクテイターシューズだったようですね。

 

第一回大会はWalter Hagen(ウォルター・ヘーゲン)をキャプテンとしたアメリカチームがイギリスチームと戦い、勝利しています。

 

スポーツとはいえ、国の威信をかけた戦いに選ばれるほどの信頼が当時から【FOOTJOY】にあったという事でしょう。

 

1940年代を思わせるスペードソール

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こちらのお品、何が特徴的かといってアウトソールの形ですね。

 

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トランプの 【♠】の形を思わせる事から通称『スペードソール』などと呼ばれます。

 

スペードソールの形状は通常だと1940年代に作られていた形です。

 

フットジョイに関しては1960年代に入ってもこのようなクラシックなディテールで靴を製作していたようですね。

 

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出し縫いの糸がコバの淵を攻めるかのように、ぎりぎりで仕上げてあるのも古いフットジョイでは見られます。

 

普通に作る事を考えたら、わざわざこのようにコバの淵ぎりぎりで仕上げるのはどう考えても困難な訳です。靴職人の腕の見せ所といった
感じだったのでしょうか。

 

アウトソールの盛り上がりとつま先のワシ鼻

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FOOTJOYの刻印がある辺り、こんもりと盛り上がったアウトソールの形状も立体的で高級靴を思わせます。

 

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そしてつま先のワシ鼻のような印象的なシルエット。

 

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これはまさしく1940年代にみられた革靴のスタイルですね。

 

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スペードソールのコバの張り出しとあいまって、とても美しく色気のあるデザインです。

 

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外ハト目の6アイレット サドルシューズ

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そして6アイレットで外はと目のシューホール。

 

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サドルシューズは70年代、80年代など新しい年代になってくるとどのシューメーカーでも5アイレットになる事が多いです。

 

ですので、6アイレットのサドルシューズもビンテージ革靴らしくかなり魅力的です。

 

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カカトのつり込みで出来た穴

そして、かかと部分に見られる小さな穴。

 

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これは靴職人が手作業で釣りこんで靴を製作する過程でできる物です。

 

革靴のかかとに穴が開いている理由

 

高級な良い革靴にはこの穴が開いているものが多いです。

 

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きめ細かいアッパーの革質とレザーライニング

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アッパーの革には非常にキメ細やかな革質のレザーを使用しています。

 

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インナーのライニングも全てレザーで仕立てられています。

 

アッパーと同様に細かいステッチでこの時代の丁寧な仕事ぶりが伺えます。

 

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とにもかくにも恐ろしいほど完璧なビンテージのサドルシューズです。

 

スペードソールの【DEAD STOCK】など今後二度と入手することは不可能でしょう。

 

古靴マニア垂涎の一足となります。

 

マニアになればなるほどこの靴の希少価値がお分かりかと思います。

 

世界中探した所でこんな靴はおいそれとは見つかりません。

 

津田沼の古着屋に存在していること自体が奇跡のような一足です。

 

新品のオールデンやパラブーツなどであれば今後いつでも購入する事ができるでしょう。

 

しかしこちらは違います。

 

今回を逃したら今後の人生で二度と見る事すらできないかもしれないお品です。

 

革靴好きの一生物のお宝としてあなたに是非、お勧めしておきます。

 

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1960年代デッドストック スペードソール
【FOOTJOY】SADDLE SHOES
サイズ  9 1/2 ウィズD
(目安26.5cm~27.5cmくらい)
¥79000-(+tax ¥6320-)

※ お勧め参考記事


SPADESOLE-FOOTJOY
【FOOTJOY】WINGTIPスペードソール

50年代【FLORSHEIM】S品番

60年代【Allen Edmonds】Bagley

 

合わせてお読み頂くと今回のアイテムに対する理解がより一層深まります。

 

※ お勧めのお手入れ

今回、サドルシューズのお手入れに使用したのは


【M.モゥブレィ】
アニリンカーフクリーム
です。

 

絶対に失敗したくない革靴をお手入れする時にはこちらのクリームをお勧めいたします。

 

特に古いビンテージの革靴などでもこのクリームであればまず、失敗することはありません。

 

アニリン染めをしたデリケートなカーフレザーであってもシミになりにくいクリームで栄養とツヤを与えてくれます。

 

アニリンカーフクリームを布にとって革に薄く塗り込んでいき乾拭きをするだけで美しいツヤが革からにじみ出てきます。

 

革靴に限らず、大切なお財布やカバンなどにも使用できますので一つあると、とても便利なクリームです。

 

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