店長青山です、

今回はとても困りました。

 

インターネットで調べてみてもどこにも紹介されていない革靴を手に入れてしまったからです。。。

 

詳細も分かりませんし、調べようにも同じ靴の手がかりが全く見当たりません。

 

もしかしたらこちらの革靴をご紹介している店舗さまは今現在他にはないのかもしれないです。

 

あなたがこの靴に興味を持たれた場合は今回ご紹介する内容を一言ももらさず、最後まで読み進めて下さい。

 

なぜならば、世界に誇る日本のビンテージ革靴マニアですら一目置く激レア古靴のオーナーになれる可能性があるからです。

 

では、いよいよ発表になります。

 

店長青山【超!厳選】売れ切れ必至の狙い目 革靴・ブーツベスト10

 

今回が【 第1位 】のご紹介です。

 

【 第1位 】

 

今回 お届けする内容

【FLORSHEIM 7221I】50~60年代 U-tip VINTAGE

 

florsheim-50s-utip
【FLORSHEIM】50~60s U-tip VINTAGE

 

今回のランキングの第一位はフローシャイムのビンテージUチップシューズです。

 

この靴の品番を見てみると

 

「 7221 」もしくは 「72211」

 

または「 7221 I (アイ) 」

 

となっています。

 

印字の形からするとアルファベットの「I(アイ)」に見える印象が強いです。

 

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このように見る限りアルファベットの「 I (アイ)」も数字の並びに刻印されています。

 

もしもこれがアルファベットだとすると「 7221 」のみならず「I(アイ)」も品番として記載されているように見えますね。

 

しかし、それにどういった意味があるのかが店長青山の知識程度ではまったくわかりません。

 

もしかしたらこのアルファベットは数字の横に記載されているだけで、品番ではないかもしれないです。

 

しかし、日本には全世界に誇る博識なアメリカ古靴マニア方たちがたくさんいらしゃるので、その方でしたらお分かりになるかもしれません。

 

もし宜しければ勉強不足な店長青山にご教示頂けましたら幸いです。

 

florsheim-utip

 

で、さきほどの写真からもわかるようにこちらの革靴に記載されている2ケタのアルファベットの文字は

 

【 JF 】 (10月/5年)

 

です。

 

フローシャイムの年代判別方法についてはこちらの記事に詳しく説明されています。

 

【FLORSHEIM】年代判別法

 

そして、こちらの革靴がいったい何十年代の末尾5年なのかということになりますが、靴の中のインソックを見てみると

 

florsheim-utip-5

 

お分かりになりますでしょうか?インソック下に入っているクッションの形がアーチを描いていますね。

 

florsheim-insock

 

インソック下にあるスポンジの形状についてはこちらの過去記事を参考にしてみて下さい。

 

florsheim-1963-kenmoor
1963年【FLORSHEIM】ケンムール

 

このディテールからわかるのは1965年以前のフローシャイムだという事です。

 

ここまでで靴の形とディテールから推測される事としては恐らくこの靴は1955年か1965年の靴であろうという事です。

 

が、50年代なのか60年代なのかがイマイチよくわかりません。

 

他のディテールも見てみます。

 

florsheim-utip-10

 

カカトのヒールリフトの積み上げ部分を見ると地面に対して垂直ではなく若干の傾斜が付いているように見受けられます。

 

florsheim-sole

 

 

このヒールリフトの傾斜も古い【FLORSHEIM】にみられる仕様です。そして靴の内部のインソックには刻印が入っています。

 

 

florsheim-utip-9

 

写真では分からないと思いますが

 

UNION MADE
PED-FLEX PROCESS
PAD-PEND

 

の文字が消えかかっています。その下にある数字は丸で囲まれた3です。

 

この

「PED-FLEX PROCESS」

とは、フローシャイムにおける革靴を作る際の製法のようです。

 

florsheim-pedflex-process

 

きちんと商標もとられており1932年3月10日に初めて使われたとあります。かなり古い時代から用いられている仕様なんですね。

 

florsheim-utip-1

 

そして、Uチップのすくいモカ縫いが地面に近く低い位置に入っています。60年代のUチップにも良く見られる特徴ですね。

 

コバを縫っている糸は白くホワイトステッチになっています。

 

かなりキレイな状態で残っているので実際に履かれた形跡は少ないかと思います。

 

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で、結局のところ1955年なのか1965年の物なのかはディテールだけで見ていると良くわかならくなってきます。

 

コットンの平紐を使用したシューレース。

 

ホワイトステッチ。

 

キメの細かいカーフレザーでこの色あい。

 

いずれにせよ年代はさておきとても美しい革靴である事は間違いありません。

 

【FLORSHEIM】ファンの方たちのみならず、古靴マニアならたまらない一足だと思います。

 

是非一度お店で実物を見てみて下さいね。

 

それではまた!

 

動画

florsheim-50s-utip
【FLORSHEIM】50~60年代 U-tip VINTAGE
サイズ 7 ウィズD(目安24.5cm~25.5cmくらい)
¥35000-(+tax ¥2800-)

実際に足の小さい方に履いて頂きましたが、足幅の細い方でしたら26cmの人でも履けるのではないか、という事でした。

 

【 ※ 今回の一足のお手入れ 】

店長青山が今回の【FLORSHEIM】U-tipのお手入れに使用したクリームは

 


【M.モゥブレイ】
クリームナチュラーレ

【ニュートラル】です。

 

シダーオイル、パームオイル、ビーズワックス等の天然油脂を主成分としたM.モゥブレィブランドのハイグレードライン皮革用クリームです。

 

有機溶剤を使用していないナチュラル成分のレザークリームで皮革に潤いとツヤ、柔軟性を与えコンディションを良くします。

 

べたつかずに自然な仕上がりになるのでビンテージのきめ細かで上質なカーフレザーの手入れにもぴったりのクリームです。

 

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