「 お願い・・・

一日でいいから、
あたしより長生きして・・・」

 

若い頃たった一言で
人生を変えてくれた友人がいた

 

 

なんでか知らないが

「 自分は長生きしたくない 」

「そんなに健康に気を使ってまで
生きたくない」

聞いてもないのに
わざわざアピールしてくる
人間が結構多い

 

こちらから

「あなたは長生きしたいですか?」

と聞いた事など一度もないのに

 

とても不思議である

 

 

多分こういう人は

年老いる事は
苦しくて辛くて大変な事だと
考えているのだと思う

 

身体が不自由になる事で
人に迷惑をかけたくない

と、考えているのかもしれない

 

自分の場合は
年老いてもできる限り
人に迷惑をかけたくはない

 

なので

寿命が尽きるその日まで
健康であるように
努力しようと思う

 

自分では

そのように考えているので
肉体を維持するルーティーンを
日々の生活に取り入れている

 

健康に関する毎日の行いは
わりと律儀に続けているものが多い

一つの事を一度習慣化すると
コツコツとずーっとそればかりを
継続している

 

自分なりには
きちんとした根拠を持って
行っているつもりだが

「 少しも理解できない 」

と、周りから見たら
感じる習慣もあるようだ

 

そうすると中には
一度も行った事が無いにも
関わらず

 

「どんな意味があるのか」

「どのような効果を
期待しているのか」

「実際にどんな結果を
得ているのか」

 

そういった根拠を
一切確認する事すらなく
否定する人間がでてくる

 

「私には無理だな」

「本当に意味があるの」

「そういうのは止めなよ」

 

こちらの見解や話を
一ミリも聞く事がない

 

すごく不思議である

 

これは

例えば宗教だったら
許されない行為だと思う

 

ある一人の女性が信じている
宗教があったとする

 

周りの人間はそれについて
少しも理解ができない

 

しかし

その宗教について全く
一ミリも共感できなかったとしても

彼女が心から信じている教えを
否定する事は人間関係を壊す事だと
みんな知っている

 

宗教だったら誰しもが
簡単に理解できる

 

しかし

それが宗教でない場合
人は簡単にこれを行う

 

理解しようとする事すらなく
頭から否定する

 

ものすごく
危険な行為だという事を
心に刻んでおくべきだ

 

もし

相手に行動を変えて
欲しいのであれば
自分が実践して相手に行動と
結果を見せて

「そちらの方がいいな」

と感じてもらうしかない

 

己は何も行動しないで
口だけで相手を否定するのは

信頼を破壊し
人間関係を失う
最短最速の方法なのである

 

 

 

中学生の頃の友人で
とても真面目だがユーモラスで
実直な男がいた

 

陸上部で足が速くて
体育祭のクラス対抗リレーでは
アンカーを務めた

クラスメートの応援席の目の前で
後ろから最後の一人をぶっちぎり
テープを切ってヒーローになった男

 

若い頃は

毎週のように友達みんなと一緒に
朝まで飲んでは騒いで語り合った

 

そんな真面目な彼が
初めて付き合った彼女は
毎週のように集まって
飲んでいた仲間内の女の子

その女の子がまた、そいつに
輪をかけたような性格の良い子で
彼らはみんなから好かれていた

 

そして

彼らは結婚する事となる

 

ある時自分は
その彼と二人で飲んでいた

なぜそういう話になったのか
全く覚えていないのだか
どういう訳か

死ぬ時の話になった

 

そしたら彼は酔っぱらって
ニコニコしながら言ったのだ

 

「おれが死んだら彼女が
悲しんでかわいそうだから
おれは絶対に彼女よりも
長生きする」

 

衝撃だった

 

「可愛くて仕方がない最愛の
彼女がおれよりも先に死んだら
かわいそうだから、幸せに
俺より長生きしてほしい」

 

そう願うのが
人を愛するという事なのだろうと
信じていたからだ

 

全く自分の中には
無かった考え方だった

 

そして思った

「こいつこそが本当に
人を愛する資格のある男だ」

 

あれから20年以上の時が経ち
もう、しばらく彼らとも
会っていない

 

しかし彼らは
二人の息子に恵まれて
今でも幸せに暮らしている

 

 

 

40代以降の人なら一度は
見た事があるかもしれない

 

冒頭のセリフは

高橋留美子さんの名作漫画
『めぞん一刻』で音無響子さんが
五代さんに言った言葉である

 

このセリフだけで場面が
わかる人もいる事だろう

最初の夫に先立たれた
響子さんのたった一つの願い

このセリフに日本中の
ファンが涙した

 

友人が彼女よりも
長生きすると言ったあの時

自分はめぞん一刻という
漫画のセリフを初めて理解した、と
言えるのかもしれない

 

 

あの日以来
自分は生き方を変えた

 

一日でも多く
長生きを望むようになった

 

今では年相応に健康に
気を使い努力もしている

 

自分はたとえ
どんな手段であろうとも
健康であり続け

妻より一日でも長く生きると
心に決めている

 

 

なので

少しでも長く生きるべく

 

妻からは

「不味そう…」

といつも言われるレシピで作った
究極の水を、毎日朝から
ゴクゴクと飲んでいるのである