今回 お届けする内容
Johnny Depp is wearing【Randolph Engineering】sunglasses.
店長青山です、
最近、【DEAD STOCK】のアメリカ軍実物本物ミリタリーアイテムを幾つかご紹介してきました。
ですが、今回は超スペシャルなお品です。
サングラスに少しでもご興味がある場合はかなり激レアなお品となります。
今回入荷できたのはランドルフ エンジニアリングのパイロットサングラスです。
アメリカ軍のパイロットが実際に着用するモデルの1995年製デッドストックになります。
SUNGLASSES, HGU-4/P MIL-S-25948-J
IMPACT RESISTANT-NOT SAFETY GLASSES
RANDOLPH ENGINEERING, INC
CONTRACT NO. SP0100-95-C-5080
Type 【HGU-4/P】がU.S.AIRFORCEのAviator Sunglasses に正式採用されたのは1958年です。
それ以前、1940年代の第二次世界大戦の際には【AN6531】パイロットサングラスが使用されていました。
AN6531はアメリカ陸軍航空隊とアメリカ海軍が装備調達の合理化と予算節約のために共同開発したレンズで双方の頭文字AN(ARMY/NAVY)が番号として付けられています。
このレンズを使用したアビエーターサングラスの形状は太平洋戦争後も基本的に継続され、朝鮮戦争などでも用いられていました。
しかし、音速を超えるジェット戦闘機の実用化に伴い、パイロットのヘルメットが進化を続けていたのでこれまでのサングラスでは形が合わなくなっていたのです。
着脱の容易な【HGU-4/P】BAYONET TEMPLES
新しく1958年に採用された【HGU-4/P】の特徴はバヨネットテンプルと呼ばれるストレート型の眼鏡のツルです。
まっすぐに差し込むだけでヘルメットやヘッドセットを着用したままでも付けたり外したりする事が可能となっています。
また、テンプルは手でカーブの形を変える事ができるので、自分の頭の形にぴったりとくるように調整ができます。
バイク乗りの方には最高に実用的なサングラスです。
映画【TAXI DRIVER】のTravis Bickleが着用
この【HGU-4/P】は長い期間、採用されているミリタリーサングラスです。そのためか様々な映画で使用されたりハリウッドスターが私物で着用しています。
かなり有名なのは1976年のアメリカ映画【TAXI DRIVER】(タクシードライバー)でRobert De Niro(ロバート・デ・ニーロ)が演じるTravis Bickle(トラヴィス・ビックル)のサングラスです。
左にいるのは当時13歳でアカデミー助演女優賞にノミネートされたJodie Foster(ジョディ・フォスター)です。
デニーロのサングラスでストレートのバヨネットテンプルが確認できますね。
トラヴィス・ビックルのサングラスはこれまで【RayBan】の Caravanだと言われて来た事が多いと思います。
ただ、ストレートのテンプルが画像などから確認できる事から少なくとも一つは【HGU-4/P】で間違いないはずです。ドラヴィス・ビックルはベトナム戦争帰りの海兵隊員でしたからストーリー的にもつじつまが合います。
しかし、これまで語られて来た経緯からしてもレイバンのキャラバンを併用していた可能性も高く、二種類を使用していたのかもしれません。
【HGU-4/P】のサングラスを実際軍に納入していた業者はこれまで
【AMERICAN OPTICAL】
【COMMAND MARKETING】
【GENERAL OPTICAL】
【RANDOLPH ENGINEERING】
などがあります。
この中でランドルフについて言えば、軍の下請け業者としてサングラスの製造を開始したのは1978年です。
そして【HGU-4/P】のコントラクターとして直接アメリカ空軍に納入を開始したのが1982年となっています。
なので、タクシードライバーの映画製作時期などから考えてもトラヴィスがつけていたモデルはアメリカンオプティカルであったと考えられています。
また、映画【TOP GUN】(トップガン)ではTom Cruise(トム・クルーズ)が扮する主人公マーベリックの相棒役グースが着用してますね。
グースのサングラスはどのメーカーか定かでありませんがアメリカンオプティカルとも言われています。
ちなみにグース役は【ER 緊急救命室】Drマーク・グリーンのAnthony Edwards(アンソニー・エドワーズ)ですよ。かっこいいです。この頃はまだハゲてないです。
映画『蘇える金狼』は1979年の映画ですので松田優作さんが着用している【HGU-4/P】は恐らくアメリカンオプティカルのお品です。
故 River Phoenix(リバー・フェニックス)の遺作となった日本未公開映画【The Thing Called Love】のサングラスはコマンド・マーケティングの物という説があります。
映画『AMERICAN MADE』バリーシールのRANDOLPH SUNGLASSES
映画『バリー・シール』でTom Cruise(トム・クルーズ)が付けているのはランドルフです。これはランドルフの公式ブログで公表されているので確実です。
うー、カッコよすぎですね!?
しかもトム・クルーズは実際に自分で飛行機を運転しているんですよね。
こちらのトム・クルーズとJon Hamm (ジョン・ハム)もランドルフです。
Robert Redford (ロバートレッドフォード)もランドフル。
Morgan Freeman(モーガン・フリーマン)も Jason Statham(ジェイソン・ステイサム)もランドルフ。
とにかくランドルフはハリウッドスターやセレブ御用達ブランドなのです。
RANDOLPH SUNGLASSESと言えば『Johnny Depp』
そしてランドルフのサングラスと言えばとにかくこの人。
Johnny Depp(ジョニー・デップ)さんですね。
ジョニー・デップは生まれつき左目が見えないため普段は常に色付きの眼鏡を着用しています。
中でもランドルフがお気に入りでビンテージのサングラスをいくつも所持して色違いなどをかけているのが見られます。
【Randolph Engineering】Aviator Sunglasses
VINTAGE の【RE】刻印なしアビエーターパイロットモデル
今回入荷できたのはまさしくこれだと思われます。
ランドルフはアメリカ空軍に納入する【HGU-4/P】のアビエーターサングラスを一般市場向けにも生産しています。
ジョニーデップのランドルフは一般市場向けの品でもビンテージモデルだと思われます。
ランドルフのサングラスビンテージの見分け方
ランドルフのオールドモデルの見分け方ですが、古いモデルにはレンズとテンプルにランドルフの刻印等が入っていません。
現行品に近いのモデルになってくるとレンズの上に『RE』の文字が入ります。
現在販売されているモデルでは『RANDOLPH』の文字が入っています。
そしてテンプルの部分に【RE】の刻印が入ります。
この刻印はビンテージのランドルフや実物本物の軍に納入された品には入っていません。
タクシードライバーのデニーロもバリーシールのトム・クルーズのモデルにも文字は入っていません。
デニーロやトム・クルーズ、ジョニー・デップがかっこいいと思うのであればやっぱりどうせなら、ビンテージモデルが欲しい所ですね。
200以上の工程を6週間かけて人の手で作る
そして、なんといってもランドフルの素晴らしい所はセレブにも認められる製品クォリティの高さです。
現在でもMADE IN USAにこだわりマサチューセッツ州ランドルフでいまだに家族経営を続けています。アメリカ企業という点に非常に誇りを持っているんですね。
製品は熟練した職人達が手作りで製作の工程を担っており6週間をかけて200以上の作業を行い完成させます。
軍の厳格なミルスペックをクリアするだけあってレンズもとにかく丈夫です。
「ランドルフのサングラスをフォードのトラックに轢かせるとどうなるか?」
という、とんでもない実験を行った動画があります。
ガラスレンズの眼鏡をトラックに轢かせるとか、全くでたらめで意味が解りませんが・・・
しかし、結果はご覧の通りでした。
ランドルフはレンズがクリアで景色が綺麗に見える
店長青山は若い頃からサングラスを愛用しています。まぶしいのが苦手で特に夜になってからは電気の明るい光でものすごく目が疲れます。
なので今までも色々とサングラスはかけてきました。
20年ほど前には当時まだあまり有名でなかった世界で唯一の偏光レンズ専門メーカー『TALEX』で偏光サングラスレンズを作りグッチの
フレームに入れてかけていました。
グッチもレイバンのサングラスも幾つかかけてきましたし、現行品ですがRay-Banのティアドロップを今でも使用しています。
アビエーターのラージメタルでブラウンポラライズドという偏光レンズです。とにかくできれば偏光レンズを使用したいのです。
そんな店長青山ですが最近のお気に入りはこのランドルフです。かけてみると、とにかくレンズがクリアに感じます。
明るい日ざしの下で外にある植物を見るとサングラスにもかかわらず、色がかえって鮮やかに見えるように感じます。
感覚的なものかもしれませんが色の濃いレンズを通して見ているはずなのに不思議です。
ランドルフの【HGU-4/P】は偏光レンズではありません。でも、かけていて目が楽です。とても気に入っています。
店長青山は以前、アメリカンオプティカルの【HGU-4/P】も所有していてかけていた事があります。
微妙な形の違いはあれどランドルフとほぼ一緒です。ミルスペックに準拠して製作しているので当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。
どっちが良い、という事はないと思うので実際にかけた時の雰囲気とか顔とのなじみとかになりますが店長青山的にはランドルフの方が
好みです。
どこが、と強いて言うならばやっぱりレンズのクリア感でしょうか。
強化ガラスの硬質な感じに好感が持てますし、丁寧に使えばこれから一生使っていけるだろうと素直に思います。
サングラスは靴などと違って消耗する部分がありませんし簡単に数十年単位で使用できます。
一生の相棒として歴史を共に過ごしていきたいと思える品です。
ビンテージサングラスを購入する際の注意点
これは特にビンテージの眼鏡を購入する時に気を付けなければいけない点だと思います。
それは
「必ず一度実際にかけてみる事」
です。
古い革靴と一緒で絶対に一度試着をするという事ですね。
実際に試着してみない事には顔の形と雰囲気に合うかどうかわかりませんし、思いのほかレンズの大きさとかツルの長さとかでかけにくい可能性があります。
普段、眼鏡やサングラスをかけている方でしたら大丈夫だとは思うのですが、レンズから耳までの距離が数ミリ単位でずれると思いのほか掛け心地が変わります。
古いデッドストックだったりすると細かな傷やフレームのゆがみがある物もありますし、インターネットで購入する際にはくれぐれも慎重に選ばれた方がいいと思います。
ただ、古いビンテージのサングラスは実際問題、お店でもなかなか入手すのが困難かもしれません。
なので、現実的に考えるとインターネットでサングラスを探す事も視野に入れた方が確実です。
インターネットでサングラスを購入する時の注意点
ネットで購入する際にはまず、自分の持っている眼鏡やサングラスでサイズを確認しておきます。レンズの大きさ、ツルの長さを計って自分に合うサイズを確かめておいて下さい。
そして同型の眼鏡をどこかのお店様で試着させてもらって、雰囲気を確認しておきましょう。できればネットで購入するつもりの眼鏡と全く同じ品だと確実です。お店様には本当に申し訳ないのですが、、、
インターネットで初めて購入する際ですが正直に言うと、まず最初は新品の物の方が安心だと思います。
中古の品はどうしても前の持ち主の方のクセが残っているものです。
クリングスと呼ばれる鼻バッドの足やテンプルを接続する丁番の部分が曲がっていたりした場合、きちんとかける為にはお店に持ち込んでの調整が必要となると思います。
中古の品を入手する場合はその点を理解しておきましょう。
以前とは違って日本市場でもランドルフの新品が購入しやすくなっているようです。参考にしてみて下さい。
【Randolph Engineering】Aviator Sunglasses
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二度とは手に入らない【DEAD STOCK】サングラス
今回のお品は1995年のデッドストックという事ですでに23年も昔のお品です。コントラクトナンバーも入る完全なアメリカ空軍の実物本物になります。
状態は完璧ですし、文句のつけようがありません。この機会を逃したら今後、当店でご紹介できる事は二度とありません。
これから初夏に向かうこの時期良質なサングラスは生活のクオリティを確実に上げてくれます。
一生物のお宝としてジョニーデップとお揃いのサングラスを手に入れてみて下さい。
それではまた!
【Randolph Engineering】
MIL-S-25948J HGU-4/P
AVIATOR SUNGLASS
1995年製【DEAD STOCK】
¥32000‐(+tax¥2560‐ )
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合わせてお読み頂くと今回のサングラスに対する理解がより一層深まります。
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