1984年5月製 旧ロゴ【Alden255】
PERFORATED WINGTIP
青山健一です、
革質の非常に良い旧ロゴのオールデンを入手しました。
1984年5月製の【ALDEN255】Perforated Wing。
いまから32年前に作られたビンテージオールデンです。
今回 お届けする内容
【Alden255】PERFORATED WINGTIP
パーフォレイテッドというのは、「穴の開けられた」という意味ですね。
通常ウイングチップの意匠は、革の切り替えしと、ブローギング(穴飾り)で構成されています。
ウイングチップは「フルブローグ」とも呼ばれますが、革靴全体(フル)にブローギングの穴飾りが施されているからです。
ところが今回のパーフォレイテッド ウイングはウイング部分の意匠が、革に施された穴飾りだけで構成されています。
ようするに、プレーントゥに穴飾りを付けてウイングチップの見た目に仕上げてあるという事です。
その為、プレーントゥより華やかで、ウイングチップよりもすっきりとした見た目の印象となり個性的な面持ちの一足です。
旧ロゴ【オールデン255】年代判別
インソックには古いオールデンのロゴが残されています。
旧ロゴですので製造年月も確認しておきましょう。
以前からの当店のお客様はすでにご存じでしょうが、年代判別法について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
ライニングに記載の印字から今回のモデルは
【ブランド】 オールデン
【モデル】 255
【製造年月】 1984年 5月
【サイズ】 8 1/2
【ウィズ】 D
という事が解りますね。
80年代の古いオールデンカタログで確認
では、今回のモデルを1980年代のオールデンのカタログである
【Alden Foot Balance System manual】
で確認してみましょう。
こちらを見ると モデル255はブラック、256はバーガンディのお色だったようですね。
オールデン255に使用されているラストは【Grant】という事が確認できます。
その他、細かな仕様については説明書きを文字お越ししてみましたので参考にしてください。
Pattern Four eyelet perforated wing blucher oxford.
Upper Luxurious aniline calfskin in burgundy(#256) and black(#255).
Lining Glove leather quarter lining glove pigskin toe lining.
Outsole Prime selection oak bend leather outsoles.
Heel Right and left angled orthopedic rubber heels.
Counters Long inside.
Shank Heavy,ribbed,tempered steel right and left shanks.Positioned from well back in the heel seat and extending forward to support the metatarsal area.
Insole Glove leather covering memory foam/texon laminate. Features special reinforced rib for extra strength during modification and recrafting.
Fitting The Grant last is a general purpose comfort last that provides excellent support and backpart control in a handsome dress shoe last.
今回は久しぶりの入荷となるオールデンのビンテージモデル。
革のコンディションも非常に良くておすすめです。
新品のオールデンは高すぎて手が出ないという方でもUSEDだったら、お求めやすいと思います。
とはいえ、今では手に入らない貴重なオールドビンテージですので新品よりもむしろ、こちらの方が希少価値は高いです。
サイズの合いそうなあなたは是非一度実物を確認しに来て下さい。
それではまた!
1984年5月製 旧ロゴ【Alden255】
PERFORATED WINGTIP
サイズ 8 1/2 ウィズD
(目安 26cm ~ 27cm 位)
¥25000-(+tax ¥2500-)
【 ※ 今回の一足のお手入れ 】
今回青山がオールデン255にお勧めするクリームは
【サフィールノワール】
クレム1925
【ブラック】です。
古いビンテージに限らず中古の革靴を履く時は『たっぷりと保湿を行う』事が重要です。
中古革靴で最も気を使わなくてはいけないのは『 乾燥から革を守る 』事になります。
なので、靴クリームを使用する前に保湿のためのクリームを使って革に潤いを浸透させていきます。その際に使用するのは
【M.モゥブレィ】
デリケートクリーム
(ブラック)
です。
デリケートクリームは革のコンディションを整える際にまず使用したいクリームです。
主に保湿を目的としたクリームとなります。
油分やロウ分などを『革に入れる前』に使用します。
今回は黒い革靴でしたのでデリケートクリームもブラックを使用しましたが、もちろんニュートラルでも全く問題ありません。
ブラックは本当に若干ですが、無色の物よりもほんのりと色が革に入りますので黒い革靴に使う時にはお勧めです。
そしてその後、サフィールのクレム1925を使用します。
中古の革靴から強い黒光りの輝きが欲しい時にはサフィールのクレム1925が活躍します。
最高品質のビーズワックス、シアバター、カルナバワックスなどの天然原料を厳選して使用し配合されているクリームです。
成分のシアバターが高い浸透性で革に潤いを与え、ビーズワックスがヴィンテージの革靴にも上品な光沢感を出してくれます。
乳化性クリームなのですが仕上げに、固形ワックスが必要ないほど良く光ります。
まだ試したことのない場合は是非一度、ご利用になる事をお勧めいたします。
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