店長青山です、
先日のランキングが
終ったばかりですが・・・
続けていきます!!
ヴィンテージ編 店長青山【超!厳選】
売れ切れ必至の狙い目 革靴・ブーツベスト6
早速お送りいたします。
第6位
【FLORSHEIM】フローシャイム
【Kenmoor】ケンムール
1976年11月製 VINTAGE
はい!
とにかくお探しの方が多くて
お客様からのリクエストのトップに
挙がるのがこちらです。
フローシャイムの1970年代
最高級ライン【Imperial Quality】より
ロングウイングチップの
【Kenmoor】ケンムールです。
【Florsheim】の中でも1970年代の
最高級シリーズとされる
『Imperial Quality』シリーズ。
厚めのアウトソールを
グットイヤーウェルテッド製法で
縫い上げたとても重厚なつくり。
アメリカントラッドな服装には
とても良く似合います。
堅牢な作りでありながら
革質はとても良く、厚くても柔らかいため
歩いていて疲れません。
一度履いてしまうと誰しもが
虜になってしまう魅力的な革靴です。
さて、【Florsheim】の革靴ですが
実は中の表記で年代の判別が
出来るとされています。
本日はそちらの判別法を
お伝えしますね。
上の写真にある下の段の文字
【 K F 】 のアルファベットに
注目してください。
このアルファベットは製造年月を
表しています。
これは
【 月 / 年 】
で表記されており、
左側は ABCDE・・・ となるごとに
1月 2月 3月・・
右側は ABCDE・・・ となるごとに
0年 1年 2年 ・・
となっているというのが、通説です。
この判別法で行くと
K / F = 11月 / 6年
となるわけです。
ここで問題なのは何年代の6年か
これだけではわからないという事です。
60年代なのか70年代なのか
もしくは80年代なのかわからないと
いうことになります。
66年か?
76年か?
86年か?
一体どの年代なんだ?という事ですよね。
で、
ここで年代の判別法としてわかりやすいのが
ソックシート(中敷き)です。
【Imperial Quality】という文字が
筆記体になっていますが、おそらく
1980年代中頃には筆記体のソックシートは
ほぼなくなっていると推測されます。
ですので、こちらのお品は
1980年代ではなさそうです。
そしてソックシート下にはクッションのため
スポンジが入っています。
上の写真を見ると【Imperial Quality】
の文字の【Quality】あたりで縦に上から下に
向けて線のように盛り上がっているのが
解りますでしょうか?
この形状が真っすぐ一文字になっている物は
1960年代なかば以降という説があります。
それ以上前の物はまっすぐになっていないで
カーブを描いて曲がっているんですね。
でもこのディテールだけだと、今回のお品は
判別できません。
1966年の可能性もあるし、
1976年の可能性もあるのです。
なので、もう一つ見る箇所があります。
ソックシートのつま先前方を覗いてみます。
ちょっと写真では分かりずらいのですが
ソックシートの前方の切り口が
真っすぐになっていますよね。
こちらは70年代前半以降の
仕様になります。
このソックシートの前方部分が
V字型にカットされているものが
あるのですが、一説によると
1972年まではその形だったという事です。
今回のお品はソックシートが
真っすぐになっている切り口ですので
1972年以降のお品という事になりそうです。
で、
これらのことをまとめてみると
●【Imperial Quality】の筆記体のロゴから
1980年代半ばより以前の物。
●ソックシートの前方が真っすぐに
なっているので、1972年以降の物。
●そしてアルファベットの文字からして
K / F = 11月 / 6年
という事から判断するとこちらの靴は
恐らくなのですが
1976年の11月に製造された
【Imperial Quality】
と言うことになりますね。
今回、こちらのブログを読んで
これらの判別法を知ったという事はですよ。
これを読んでいるあなたは
アメリカ古靴好きの人の中でも
トップ5%に入るぐらいのハイレベルな
知識を手に入れたことになります。
是非、今後の靴選びにご活用ください。
そして今回のお品はカカト部分の
トップリフトが直されています。
オリジナルの【V-Cleat】ではありませんが
ビブラムソールに張り替えたばかりです。
実際に履いて頂く分には
ゴム底のビブラムソールの方が
歩きやすいことは事実だと思います。
ヴィンテージ好きからすると
オリジナルにこだわりたい気持ちも
とても良くわかります。
なので、
この部分は好みになると思いますが
考えようによっては、
あらかじめトップリフトを
新品に変えてくれているのです。
これから履きこんで頂くのには
ぴったりのお品です。
まずは一足【Kenmoor】ケンムールを
手に入れたいという方はこちらを
是非どうぞ!
【FLORSHEIM】フローシャイム
【Kenmoor】ケンムール
1976年11月製 VINTAGE
サイズ 9 1/2 ウィズC
(目安 26.5cm~27.5cmくらい)
¥25700- (+tax ¥2056-)
ランキングの続きです。
第5位
【FLORSHEIM】フローシャイム
【Kenmoor】ケンムール
1978年3月製 VINTAGE
はい、
第5位も続いてフローシャイムの
【Kenmoor】ケンムールです。
先に今回のお品の一番の特徴を
言っておきます。
サイズが【7 1/2】という事です。
およそ25cm~26cm くらいの方が
目安のサイズ感となります。
ハッキリと言わせてもらいますが
ビンテージの【Kenmoor】ケンムールで
こんなサイズ感の物は
まぁ、めったに手に入らないです。
もし、あなたがこのサイズで
【Kenmoor】ケンムールをお探しならば
ですよ。
本当に試着だけでもいいです。
絶対に一回は、履いてみて下さい。
次に当店でご紹介できるのは
いつになるのか見当もつきません。
そしてですね、このブラウンレザーの
【Kenmoor】ケンムール。
このお色も中々、手に入らないんですよね。
こちらのお品はオリジナルの【V-Cleat】
がついています。
Vクリートというのは
金属で出来ているV字型(三角形)の
減り止め金具のことです。
そしてトップリフトの周りを縁どるように
細かく二重に化粧釘が打たれていますね。
【FLORSHEIM】のビンテージ革靴で
特徴的なディテールの一つです。
ちなみにこの【V-Cleat】。
【FLORSHEIM】の場合、古いものほど
ヒールの外側についているという
特徴があります。
1970年代の前半の物までは
ヒールの外側の縁にそって
打たれているんです。
その後の年代になると、【V-Cleat】が
若干、縁よりも内側に入り込んで
打たれることになります。
今回のお品は少し内部に入っていますね。
と、いうことはこれだけでも
1970年代以降の物と
推測ができるわけです。
今回のお品のアルファベットは
C / H = 3月 / 8年
第6位の時と同様
●『Imperial Quality』の筆記体のロゴ
●ソックシートの前方のカットが真っすぐ
これらのことから
1970年代の物と推測できますね。
ですのでこれらのことから今回のお品は
1978年の3月製の物と思われます。
今回は本当になかなか出ないサイズの
お品です。お探しだった方は、
今が決断の時かもしれません。
とにかく一度だけで良いので
試着してみて下さい。
【FLORSHEIM】フローシャイム
【Kenmoor】ケンムール
1978年3月製 VINTAGE
サイズ 7 1/2 ウィズD
(目安 25cm~26cmくらい)
¥33000-(+tax ¥2640-)
さて、ビンテージ革靴ランキングも
そろそろ上位ランキングに
入っていきます。
次回の発表を楽しみに
お待ちくださいね!
それではまた!
※ お勧め参考記事
●【ヴィンテージ編】の続きの
上位ランキング!!
合わせてお読み頂くと今回ご紹介した
革靴に対する理解がより一層深まります。
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