【Johnston & Murphy】PLAINTOE
OPTIMA 90s
青山健一です、
今回は超自信作、90年代の【Johnston & Murphy】でOPTIMAのキャップトゥ。
超絶美品のミントコンディションでサイズは「8」とめったに入らない日本人の方向けサイズ!!
「キタコレーー--!!」
と、入荷した時はさけんだのですが、、、
実は仕入れの不備で訳アリ品となってしまっております。。。
トホホ、、、
「 ん?」
って思われませんでしたか?
いったいどこに不備があるというのでしょう??
じつはですね、この靴は品番22-981も同じ、サイズ8もウィズDも全く同じ。
なのですが、右と左でペアが違う個体なのです。
右【8 D / B 66264】
左【8 D / B 63851】
恐らくなのですが、この靴の経緯はこういうことでしょう。
1990年代のアメリカの靴店では、新品の【Johnston & Murphy】をお客様に販売しています。
その時お客様に靴を試着してもらいます。
そうやって何人ものお客様に数足の靴を試着してもらっているうちに、箱に戻すペアを入れ違えてしまう。
そしてサイズもウィズも一緒だからそのまま販売してしまう、という事ですね。
これって実は、靴の販売店でやりがちなミスなんです。
で、アメリカ人なんて適当ですから、こういったペアの靴はけっこう「アメリカ古靴あるある」の出来事だったりします。
「これの何が問題なんだ?
同じサイズで、同じ幅で、同じメーカーの、同じ靴なんだから問題ないだろう?」
ぐらいに思ってるんじゃないですかね、アメリカ人って。
オールデンの新品だって、右足と左足で縫い目の位置がガタガタに違ってたりするようなお国柄ですからね。
「実際に履くのに、何か問題があるのか?」
と、言われたら、、、、、
「別に、、特にない。。」
と、言わざるを得ない所なのですが。
でもやっぱりね、古着屋ガレージセールとしては個体が違うペアをお客様にだまって販売する事はできません。
ぶっちゃけ、いいますね。
本当にぶっちゃけちゃうんですが、今回この靴の仕入れ値って1万円をゆうに越えているんですね。
この靴だけの単価ですよ?
送料とか人件費とか、手間とか全く無視して買値がその値段です。
これからもっと高くなっていくでしょうが、今現状、アメリカ古靴ってそれが1足の仕入れ単価なんです。
でもね、ガレージセールは当店だけに卸してくれている革靴の専属バイヤーさんとお取引していますのでお値段は結構安い方だと思ってください。
店舗を構えて、スタッフさんを雇っていらっしゃる他のお店様ではこうはいきません。
アメリカ仕入れの革靴の値段が、今後どうなっていくのか想像できそうなものですよね。
※おススメ参考記事
今回の靴、だまってそのまま販売してしまっても履くのに問題はないかと思うんですが、お店の矜持としてね、やっぱりできないですよね。
なので今回は完全に赤字で提供します。
でも、履くのには全く問題のないお品です。
靴を脱いで他の人に、靴の中を見せて確認させる機会がない方には超、超お買い得ですよ。
それではまた!
【Johnston & Murphy】PLAINTOE
OPTIMA 90s
サイズ 8 ウィズD (目安25.5 cm ~26.5 cm 位)
訳アリのため
¥7000-(+tax ¥700-)
【 ※ 今回の一足のお手入れ方法 】
青山が今回の革靴のお手入れに使用したクリームは
【M.モゥブレイ】
クリームエッセンシャル
(無色)
です。
クリームエッセンシャルの少量を
という磨き専用の布に取りうすく革靴の全体に塗り広げていきます。
その後、毛先が細く、コシの柔らかい馬の毛を使用した
で円を描くようにブラッシングして馴染ませてから更に乾拭きをすると、美しいツヤが出てきます。
今回はとても綺麗なお品でしたので補色は必要なかったのですが、色の補色が必要な場合はコードバンクリームレノベーターのブラックを使用してください。
【M.モゥブレィ】
コードバンクリームレノベーター
(ブラック)
こちらは本来コードバン革靴用のクリームなのですが、ガラスレザーの補色クリームとしても使用できる優れものです。
使い方、磨き方の手順は先にご紹介したクリームエッセンシャルと全く一緒です。参考にしてみて下さい。
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