1996年製【Allen Edmonds】
SEMIBROGUE『Strand』
青山健一です、
今回は1996年のアレンエドモンズを入手しました。
SEMIBROGUE の 『Strand』(ストランド)です。
さて、アレンエドモンズの年代判定方法は少し前のブログでおさらいしましたね。
※おすすめ参考記事
でもまぁ、一応さらっと、おさらいしておきましょう。
今回 お届けする内容
アレンエドモンズの年代判別方法をおさらいしましょう。
靴の内側にある印字の右下の4桁の数字を確認してください。
黄色の四角で囲ったこの数字【 4726 】 の末尾の数字はその革靴の製造年を表しています。
今回の場合は6なので
西暦○○〇6年製造品
という事になります。
ちなみにその左にある数字『6115』はこの革靴のモデル品番です。
次にこの数字を頼りに、アレンエドモンズのカタログをWEBで紹介しているサイトで確認してみましょう。
アレンエドモンズのカタログで実際に確認してみる
では、下のリンクからアレンエドモンズの過去カタログ集を実際に見てみて下さい。
その時、インソックにあるアレンエドモンズの印字の形から、この靴の大まかな年代をあらかじめ推測しておきます。
今回、靴のカカトを上、つま先を下にして、縦方向に確認すると文字が読めるロゴになっています。
この形のロゴはおおざっぱに1990年代と2000年代まで使われていたロゴです。
なので、先ほどのカタログで2006年と1996年を確認してみるということですね。
実際に探すと2006年のカタログでは【Spring(春のカタログ)】と【Fall(秋のカタログ)】のいずれにも今回のモデル【Strand】はありません。
と、いう事は2000年代のモデルの線は消えました。
なので、次に1996年の【Fall】カタログを調べてみるとありました。
品番の【6115】もブラックでばっちりですね。
なので、今回のモデルは1996年製、今から26年前のお品と推測できます。
超絶美品の旧【Allen Edmonds】はもう手に入らないかも。。
今回のお品、実際に見て頂くとわかりますが、かなりきれいな状態を保っています。
アウトソールを見ても履いた形跡がほとんどありません。
こんなきれいな昔の【Allen Edmonds】を入手できることはなかなかありません。
今後はますます、入手困難になっていくでしょう。
買収された後のアレンエドモンズは。。。
アレンエドモンズは現在でもアメリカ企業としてMADE IN USAのアイテムを製造しています。
ですが2016年に【CALERES(カレレス)】に買収された後、クォリティが以前とは変わってしまったというのが、かねてより【Allen Edmonds】を履いてきたファンたちの共通する感想でしょう。
この買収に関しては過去に書いた記事を参考にしてみて下さい。
※おすすめ参考記事
後にCALERESとなりアレンエドモンズを買収したブラウンシューカンパニー
たしかに現在でもアメリカ企業ではありますし、今でも変わらずアメリカ革靴を提供し続けてくれているのは本当に有難いのです。
昔と変わらず【Allen Edmonds】はとても良い革靴です。
それだけは間違いありません。
ですが、ビンテージ革靴に一度でも触れて、所有したことのある者たちからしたら、現代のプロダクト製品が見劣りしてしまうのはどうしても否めません。
そして、とにかく値段が高くなってしまいました。
新品のブランド革靴が高すぎる。。
現在日本で新品のアレンエドモンズを販売されている店舗様で最も信頼がおけるであろう トレーディングポスト様 で、現行品のストランドを見てみると。。。
税込価格 8万5800円 ですね。
え? 高い??
値段が高いと思いましたか?
自分の感想を言いましょうか。
ぶっちゃけ、
「アレンエドモンズ、意外に安いな!?
もっと高くなったかと思ったけど、アレンは良心的だな。」
って、思いましたよ。
イギリスのチャーチとか、今どうなってるか知ってますか?
セミブローグのディプロマットが
16万0600円
です。
言っておきますけど、これ、コードバンじゃないですからね?
カーフレザーですよ?
カーフレザーの新品セミブローグが 16万円 以上するんです。
チャーチだって1990年代までは、新品が一足 5万円台で買えました。
たぶん2000年代に入っても店によってはまだその値段で買えたんじゃないかな。
かつてより一足あたり10万円は高くなっている感覚ですね。
これが今の世界の 現実 です。
だから、再三にわたって2022年の夏からレポートを書いてお伝えしてきているじゃないですか。
青山のような一般庶民には、ブランドやビンテージの革靴に手を出せなくなるよ?って。
アレンエドモンズだってこれからもっと高くなる可能性、おおありですからね。
革靴がお好きだったら、こちらのレポートも読んでおいてくださいね。
半世紀も昔のビンテージ革靴を店で買える時代が、かつてあったという話
1996年製 超絶美品の【Allen Edmonds】SEMIBROGUE 『Strand』の価値は?
さて、話は戻して今回の【Allen Edmonds】セミブローグのストランド。
先ほどお伝えしたように、超絶美品です。
以前からの当店のお客様でしたら覚えていらっしゃるかもしれません。
1990~2000年代製ロゴの【Allen Edmonds】が枯渇してくるから今のうちに集めておいたほうがいいですよ、と青山はかつてのブログで何度もお伝えしてきましたよね。
※おすすめ参考ブログ
2018年9月18日のブログ
『「この革質!このクオリティ!!」【Allen Edmonds】PARK AVENUE 2003年製』
2019年9月19日のブログ
『1982年製 横文字旧斜体ロゴ【Allen Edmonds】FIFTH AVENUE PUNCHED CAPTOE』
この時お伝えしたことは、やっぱり現実の流れとなってしまいました。
もう、昔のこんな良い革靴がこの値段で入荷してくることはないでしょう。
16万に比べたらかわいいものですが、ビンテージに比べると見劣りしてしまう現行品のストランドですら既に8万5800円です。
古くてクォリティの良いアレンエドモンズへまだ手が届く今のうちに、あなたも一足ものにしておくことをお勧めしておきます。
それではまた!
1996年製【Allen Edmonds】
SEMIBROGUE『Strand』
サイズ 9 1/2 ウィズD
(目安 27cm ~ 28cm 位)
¥33000-(+tax ¥3300-)
【 ※ 今回の一足のお手入れ 】
今回青山が【Allen Edmonds】のカーフスキンモデル『Strand』に使用したクリームは
【M.モゥブレイ】
クリームナチュラーレ
【ニュートラル】です。
シダーオイル、パームオイル、ビーズワックス等の天然油脂を主成分としたM.モゥブレィブランドのハイグレードライン皮革用クリームになります。
有機溶剤を使用していないナチュラル成分のレザークリームですので皮革に潤いとツヤ、柔軟性を与えコンディションを良くしてくれます。
べたつかずに自然な仕上がりになるためカーフスキンの革靴の手入れにもぴったりのクリームです。
ごくごく少量を薄く表面に伸ばしてから丁寧にブラッシングした後空ぶきをして仕上げます。クリームを付け過ぎる事なく少量で薄く伸ばして行う事がコツです。
参考にしてみて下さい。
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