【DAINITE SOLE】SUEDE WINGTIP
店長青山です、
今日は雨の日に最強の
組み合わせをした革靴を
ご紹介したいと思います。
ブラウンレザーでスエード素材の
ウイングチップ。
靴底にはダイナイトソールが
張ってあります。
ダイナイトソールを製造している
【Harboro Rubber company】は
1894年からラバーソールを出している
イギリスの老舗会社です。
この丸いスタッド型のデコボコが付いた
ソールは1910年に同社のオリジナルで
デザインされたもの。
高いグリップ力で地面をとらえることで
歩きやすさを実現し、登場から
100年以上経った今でもハルロボラバー社を
代表するソールとなっています。
同社のホームページを見ると
「 Dainite is the trade name
established from the local phrase
describing the company as the
‛day and night’ mills.」
と記載があります。
『 ダイナイト』という名前は工場が
‛day and night’ デイアンドナイト
(一日中動いてる)と地元で
呼ばれていた事から
付いた名前のようですね。
さて、
そんなダイナイトソールですが
スエード革の靴に搭載されると
素晴らしい特徴のある一足になります。
スエードの起毛されたレザーと
ダイナイトソールのグリップ力の
高さの相乗効果で
『 雨の日にとても強い革靴 』
になるのです。
スエードの靴は雨に弱いと思われる事が
多いのですが、それは大きな誤解です。
起毛されたレザーの表面は空気を
含み、表面張力が発生する事によって
雨の水滴が革の内部に
入りにくくなるのです。
文章だけだとイメージがしづらいので
すごく解りやすく説明しますね。
ここで二人の方に登場してもらいます。
1人目はスキンヘッドで髪の毛が一本もなく
ツルッつるの頭をした
【Bruce Willis】ブルース・ウィリスさん
です。
もう一人は髪の毛がふさふさに
大きく持ち上げられた
【Diana Ross】ダイアナ・ロスさん
です。
ここで二人の頭の上から
雨が降ってきました。
さて、ここで問題です。
頭皮の地肌がすぐに雨に
濡れてしまったのは
2人のうちどちらでしょうか?
・・・。
答えは簡単ですね。
髪の毛がないブルース・ウィリスさんは
水がかかったらすぐに頭皮が
濡れてしまうのです。
例えていうならば
ブルース・ウィリスさんは
表革のスムースレザーです。
でも、
髪の毛がふさふさの
ダイアナ・ロスさんは
持ち上げられた髪の毛が
水滴をはじいて頭皮が濡れません。
この、
持ち上げられた髪の毛に当たるのが
起毛されたスエードレザーの
毛足になります。
スエードのレザーは雨に濡れても
その毛足が水滴をはじくので、
水に強いという事になります。
雨が多いイギリスにおいて
野外活動用のカントリーシューズには
スエード靴が多いのには理由があります。
泥や水滴をはじいて、さらに耐久性が
求められるカントリーシューズには
スエード素材が最強だからなのです。
今回のお品はダイナイトソールを
アウトソールに備えたスエードの
ウイングチップ。
ブラウンレザーの上品な一足です。
ネイビーやグレーのスーツに
とても良く合うお色となります。
雨が降るかもしれない日の
ビジネス用の一足としても最適です。
もちろん、
オフの休日にジーンズに合わせても
歩きやすくていいですよ。
まだ、スエードの靴を
お持ちでない場合は是非一度、
履いてみて下さいね。
それではまた!
動画
【DAINITE SOLE】SUEDE WINGTIP
サイズ(目安 27cm~28cmくらい)
¥14900-(+tax ¥1192-)
※ お勧め参考記事
【John White】イングランド製スエード靴
合わせてお読み頂くと
今回の革靴に対する理解が
より一層深まります。
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