Night Garage

いらっしゃいませ。
【マスター 青ムシ】

おめでとう、ペンちゃん。

今年も宜しく
お願いしますね。

うん、そうだね、
頑張ろう！

人間関係をこじらせて
40代、50代を生きている
こじフォー、
こじフィフの為に！

でも、

ここは本来
こじこじ相談所じゃなくて
バーなんだけどね。。。

「元気は良子ちゃん」
さん？

あぁ、確かに。

NHKが

「さかなクン」さん

と呼ばなかったからと
ネットで批判されて
謝罪した事があったね。

ネタで批判されて
真面目に謝罪したという。

さかなクンさん的には

「どっちでもいいんです」

ってね。

でも、いいよね？

元気ちゃんで？

元気ちゃんの良い所は
こうやって、前向きに
諦めてない所だよね。

やっぱりね、

実際に出会いをつかんで
結婚していくのは
本当にそれを望んでいる
こじこじだよね。

ほとんどのこじこじは
口では

「自分も結婚したい！」

とか

「彼氏、彼女が欲しい！」

とか言ってるけど
実際は何も行動して
いないから。

『マイルドな絶望感』

に、とらわれていて
何一つ動かない。

本当に文字通り、
何もしていないんだよね。

出会いをつかむ人は
何でもいいから、
とりあえず何かを
やってるよ。

新月、満月ノートを
欠かさず書いている、
とかね。

そんな些細な事でも
いいから、とにかく
自分なりに何か
やっているよ。

年下の男の子と
お食事デートに
行ったみたいだけど

「なんか、
ちょっと違う。。」

って。

なので、

「そいつはやめとけ！
次の男に行こう！次！！」

と、言っておいた。

うん、

今回はもはや、
お食事会の前には
ラインの返信まで
マスターがアドバイス
してたよ。

なんなら返信文の
代行を請け負うから
全部こっちに回せ、

って感じ。

実際には
やらなかったけどね。

もし代行した場合、
相手の男性は
ピラティスさんから来た
返事だと信じる。

なので、
最初の出会いから
関わっていたら
デートにたどり着く位
簡単だよ。

男なんて単純だからね。

「ロマンチックな
関係になりそうかも
しれない。。」

と、思させるような
そういう雰囲気を
ちょっと匂わせるだけ
でいい。

自分で都合の良いように
勝手に解釈して
ホイホイ、ゴロゴロ
かかってくるよ。

年下の小僧なんて
マスターにしてみたら
赤子の手をひねるような
もんだって。

うん、、

ペンちゃんもそう思う？

実は他の人にも
言われたりするよ。。

いいの！

実際にデートするのは
キレイなピラティスさん
なんだから。

出会いは一つの
きっかけにしか
過ぎないの。

その後は二人の問題。

それがきっかけで
仲良くなれたのだったら
二人にとっても
幸せな事だよ。

ラインの返信代行ごときで
目くじら立てる小さい男は
ピラティスさんへの
愛が足りない証拠だ！

だって、

こっちから言わなければ
絶対に分からない事
だからね。

墓場まで持っていけば
いいだけの話。

能の世界には

「 秘すれば花 」

という言葉があってね。

知られない事によって
物事は美しく、人の心を
揺さぶるものにも
なるんだよ。

目の前で手品を見せられて
魂を抜かれるほどびっくり
して驚く事が出来る人。

簡単なトリックの種を
教えられていて、
どうせ手品だから、と
何の驚きも感動もない人。

どっち方が豊かで
楽しい人生なのかって
話だよね。

そうだね、

実際にできる事と言えば

「紙に書き出す」

ことかな。

元気ちゃんの相談から
するとね

「出会いが全くない」

という事でも
ないらしい。

恐らく、これまでの
人生でも何人か
お付き合いをしてきた
男性がいるはず。

こじこじの人の中でも

「今までに何人かの異性と
付き合ってきたけど
なぜか結婚までいかない」

という、人はちょっと
考えてみた方がいい。

それは何かというと

「結婚できない事によって
得られているメリット」

についてだね。

うん、実はね、

人間が行う行動は
どんなに悪い事で
あったとしてもその
本人にとっては
何かしらのメリットが
必ず含まれているんだ。

簡単な例だと
タバコを吸う事は
身体には悪いと誰しもが
知っているよね。

これは明らかな
デメリットだね。

でも、

それ以上に気分が
すっきりするとか
味が好きとか
なにがしかのメリットが
その人にとってはあるから
煙草を吸う訳だね。

それと同じで、
人間関係においても
上手くいかない事による
メリットが存在するんだ。

デメリットを選んでいる
訳ではないんだよ。

一見するとデメリットに
見えるんだけど
実はそこに本人の
メリットが存在している
という事なんだ。

例えばね、

１０月のNight Garageに
登場したペンネーム
こじらせ奈江さんが
いたよね。

彼はここ25年くらい
太っちょキャラで
過ごしているんだ。

「今度こそは
ダイエットする！」

「痩せてかわいい女の子と
お付き合いする！」

といって自らを笑いの
ネタにしているんだね。

彼はそのでぶキャラで
仲間から愛されて
いるんだよ。

周りの人を笑わせて
和ませてくれる。

自分だけを
笑いのネタにして
誰も傷つけない。

本当に愛すべき
デブなんだけど痩せる
気配は一向にない。

もう、笑いはいいから
健康を気遣ってくれ、
って感じなんだけどね。

うん、うん、
いるよね。

そんな感じの子。

で、

そのこじらせ奈江さん
なんだけど、仮にだよ。

彼が痩せない事による
メリットがあるとしたら
なんだと思う？

そうだね、

太っている事を認めれば
一切の我慢をせずに
食べたい時に、好きな物を
好きなだけ食べれるよね。

苦しいダイエットを
するより楽だし、
嬉しいよね。

それは彼にとって
メリットになるよね。

他には何かあるかな？

そう！

あくまで
彼にとってはだけど
それが正にデブでいる事の
メリットと痩せる事の
デメリット。

痩せてしまうと
今までのキャラクター
設定を失う事になる。

愛されキャラだった
デブのポジションを
無くす訳だよね？

自分自身が
変わってしまった時に
今まで生きてきて
居心地の良かった
世界にいられなくなって
しまうんだよ。

努力して、我慢して
苦しい思いをしてまで
ダイエットを成功させたら
今までの自分の居場所が
無くなってしまうんだ。

それはね、
実を言うと心の奥底では
ものすごく怖い事
なんだよね。

痩せる為の努力が嫌だ！

というよりも、自分が
自分でいられなくなる
恐怖の方が強いのかも
しれないね。

うん、そうだね。

実際その通り
なんだけど・・。

ペンちゃんが言うと
なんか辛辣だね。

うん、
でもまぁその通り。

一見苦しそうな生き方でも
実はそこにメリットが
あるという事だね。

もう一つ例を挙げようか。

マスターの知っている人に
40代半ばで結婚した
女の人がいるんだよね。

その人は周りから
ちょっと変わっている人と
思われてた。

ある特定の場所で
会う時には全く普通に
挨拶できるんだ。

でも、
それ以外の場所では周りと
一切コミュニケーションを
取ろうとしない、という
女性だったんだ。

そのあまりの落差に
周りの人がびっくり
するんだよね。

ある場所では
愛想のよいお嬢さんで
それ以外の場所だと
全部無視、という感じ。

もちろん、
その人の全てを知っている
訳ではないから、物事の
一部の見方でしか
ないんだけどね。

で、

その女性はお父さんと
二人で暮らしていた。

父親は成功した実業家。

でも彼は、奥さんと
別れてしまっていて
娘であるその女性が
ずっと家の事を
行っていたんだね。

その父親にしてみたら
娘さんには結婚して幸せに
なってもらいたいと、
いつも思っていたんじゃ
ないかな。

でも、
彼女は40歳の半ばまで
ずっと結婚しなかった。

その女性には
妹さんもいたんだけど
その子は若いうちに
結婚して、家は
出ていたんだね。

なので、

もしかしたら
その女性は無意識のうちに
結婚できないような
生き方を選んでいたのかも
しれないよね。

少なくともマスターは
そう考えていた。

そうすれば、
父親を一人ぼっちに
しなくていいからね。

結婚もせず、父親に
養ってもらうというのは
一見すると世間的には
行き遅れたような
立場だよね。

結婚しないのは
デメリットに見える。

でももしかしたら
そのような立場を
取りながら、彼女は
父親を守っていたのかも
しれない。

彼の面倒を見るために
あえてそういう生き方を
無意識に選んでいたのかも
しれないね。

でも、

今では結婚して家庭を
持ったようだから
本当に良かったな、と
みんな思っているじゃ
ないかな。

そう、

正しく今、ペンちゃんの
言った通り！！

それが元気ちゃんの
結婚できない理由かも
しれない。

実はそこなんだよ。

ペンちゃんは
本質をついている。

恐らく、これが
真実だと思う。

元気ちゃんが結婚できない
本当の理由。

たぶん元気ちゃんはね

「誰かと幸せに生きる事を
自分に許可していない」

んだよ。

「自分だけが幸せな
人生を生きてはいけない」

「自分が幸せになって
いいんだろうか？」

という感覚をこれまでの
過去で受けた事が
あるんじゃないかな。

それが何かはわからない。

でも、

人間関係で上手くいかない
という事は、多分人との
関わり合いの中で
そんな感覚の出来事が
起きた可能性があるよね。

元気ちゃんが
人と付き合う時の
根底にある感覚には

「上手くいかないのは
私のせいだ」

というのがみて取れる。

恐らく過去に何か
この感覚を埋め込まれた
出来事がありそうな
気がするね。

これは恋愛に限った
話ではなく、人生の中で
人との関わり合いにおいて
起きた出来事かも
しれない。

元気ちゃんは
過去にさかのぼって
自分の心を見て欲しい。

人と積極的に関わる事が
怖くなったような出来事が
なかったか？

人と関わる事で
悪い結果になった過去が
存在したか？

きちんと関わらない事で
後悔したような
相手がいなかったか？

関係性が消滅する事で
人を失うという恐怖を
覚えた経験がないか？

「私がもっと
こうしていれば
違う結果だったかも
しれない。」

「自分が関わらなければ
こんな事には
ならなかったのに。」

「あの時にもっともっと
きちんと向き合って
おくべきだった。」

「こんな事に
なるんだったら
もっと違った接し方が
あったのに。」

「こうなる事が
わかっていたら私の
行動は違っていた。」

元気ちゃんの心の中に
もしかしたら
思い当たる節が
出てくるかもしれないね。

そうだね、

もし思い当たる節が
あるとしたら
正直に言うとこれは
ちょっと難しいよ。

自分自身で心の
中を見つめるのは
いいと思う。

ただ、
他人が気軽に踏み込んで
アドバイスできる領域では
ないかもしれない。

素人に触れさせたら
危険だよ。

人の心について何も
理解できていない人間ほど
簡単に自分の意見を
アドバイスしようとする。

しかし、
この場合においては

「こういう風にした方が
いいんじゃない？」

的に、
浅はかなアドバイスをする
人間には近づかない方が
いいと思う。

ド素人がうかつに
触れていい感情では
ないはずだからね。

元気ちゃんの心の奥の
感情について、元気ちゃん
以上に理解できる
必要がある。

それができる
人間以外には相談しては
いけないと思うね。

自分の奥底に閉じ込めて
フタをした感情の箱を
むやみに開けない事。

話された内容を
ただ純粋に聞いて、それを
ジャッジする事なく
受け入れる、というのは
とても難しいんだ。

そのようなスキルを
持っている人は
通常はまず存在しない。

それが普通にできたら
恐らく人間の心理について
学んだ事がある人だね。

そして、
コミュニケーションに
ついて訓練した事のある
人間だと思う。

熟練したプロの
カウンセラーレベルの
ような人でないと
トラウマの相談は
しない方がいい。

そうでないと
心の中にあるパンドラの
箱をむやみに開ける事に
なるよ。

なので、

できる事ならば
自分自身で心の中に
向き合ってほしい。

自分の心の中で慎重に
折り合いをつける事。

そして、

自分自身が幸せになる事を
許してあげて欲しいね。

今まで何が自分を
制限していたのかに
気付く事ができたら
人生は一瞬で変わり始める
と思うよ。

大丈夫！

別に、無理やり心の中から
トラウマを見つけだして
それを治す必要も
ないんだよ。

「上手くいかないな。。」

と思ったら、それが

「自分にとっては
何かのメリットに
なっているという事実」

に気付く事。

なので、

上手くいかなくても
そんな自分をも
認めてあげる事だね。

だってそれは
元気ちゃんにとっては
必要な事で、それが
元気ちゃんを守ってくれて
来たのだから。

そして
元気ちゃんにとって
もっとも大切な事。

それは

「自分を許してあげる事」

だね。

今までの人生で
どんな事があったとしても
自分を許してあげて
欲しい。

そして
人生を許してあげて
欲しい。

「2019年は美しい
人生になる」

と、夢見る事を許して
欲しいと思います。

元気ちゃんなら
きっと出来る。

自分の事を
信じてみてね。