今回 お届けする内容
珍しい【G.H.BASS】の
SPORTOCASIN
【G.H.BASS】SPORTOCASIN 1960年代
店長青山です、
今回もかなり珍しい一足を
ご紹介します。
ローファーで有名な
【G.H.BASS】社のモカシン革靴
『SPORTOCASIN』です。
こちらの
『SPORTOCASIN』シリーズは
かなり古くから【G.H.BASS】で
存在したラインのようです。
1922年4月29日にはこちらの
トレードマークが商標登録
されています。
第一次世界大戦が終わって
間もない頃には既に存在していたと
いう事になりますから
かなり歴史のあるシリーズですね。
1947年【G.H.BASS】
Sportocasins 広告
第一次世界大戦ではアメリカ陸軍航空部へ
【Aviation Boot】の供給を行っていた
バス社ですがそのブーツの原型となった品は
モカシンブーツです。
バス社のモカシンブーツが
寒冷地用の条件に適していたため
高度にて冷気にさらされる
パイロット用として採用されました。
1927年5月20日に
Charles Augustus Lindbergh
(チャールズ・オーガスタス・リンドバーグ)
が大西洋単独無着陸飛行に成功した時に
履いていた靴はBASSのアビエーターブーツ
だったそうですよ。
1957年【BASS FOOTWEAR】広告
1937年【G.H.BASS】
INDIAN TANS
MOCCASINS 広告
今回はそんな歴史ある
【G.H.BASS】のモカシンを
垣間見ることのできる
【Sportocasin】シリーズ。
シューズの前方、
甲の部分に関してはモカシンで
後ろ半分はブローグの革靴と
なっている特徴的なデザインです。
アウトドアスタイルと
トラディッショナルなモチーフを
融合させたような個性的な
一足になります。
グレインレザーで合わせモカ縫い
個性的なMOCCASINシューズ
アッパーはグレインレザー仕様、
甲の周りは合わせモカ縫いと
なっています。
後方にかけては外羽根式
ショートウイングチップのような
意匠ですね。
前半分と後ろ半分で表情が違う
とても面白いシューズです。
今回の一足、
タグや造りなどからすると
1950年代後半~1960年代位の
お品でしょうか。
半世紀以上昔の革靴としては
アッパーの状態も悪くありません。
雰囲気も抜群ですし
通好みのとても渋い一足と
言えそうです。
「G.H.BASSといえば
やっぱりローファー!
WEEJUNS一択だろ!?
なにそれ?
BASSなのにモカシン?
ぷぷ。。あり得ないし!」
とか、考えている
なんちゃってにわか革靴通には
「元々、【G.H.BASS】は
モカシンとかアウトドアの
ブランドだけど?
ウィージャンズとか出てきたの
1930年代だよね?」
と、涼しい顔して論破して
やりましょう。
そもそもモカシンこそが
【G.H.BASS】の誇る
デザインだった訳ですから。
他人に媚びない一足を個性とセンスで
選び抜いて着用するあなたに、
周りの見る目も変わってくる事でしょう。
それではまた!
動画
【G.H.BASS】SPORTOCASIN 1960年代
サイズ 9 ウィズD (目安26.5 cm~27.5cmくらい)
¥13700-(+tax ¥1096-)
※ お勧め参考記事
合わせてお読み頂くと
今回の革靴に対する理解が
より一層深まります。
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