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【BROOKS BROTHERS】
PEAL&Co SEMI BROGUE

MADE IN ENGLAND 

店長青山です、

今回はとても上品な
美しいセミブローグを
ご紹介します。

ブロックスブラザーズから
出された『PEAL & Co』ネームの
イングランド製です。

1802年創業イギリスの超名門
『PEAL & Co』

ピールアンドカンパニーは
1802年に創業したイギリスの
ブーツメーカー。

PEAL-AND-CO

規制靴だけでなく
オーダーメイドを手がけ
その作りの良さから多くの
著名人を顧客としていました。

【Traveling Bespoke】
(トラベリングビスポーク)
とも言えるシステムを用いて
国内のみならず、海外でも
注文を受けていたようです。

担当者はイギリスの国外まで
出向き、現地で顧客の
足サイズを測ります。

それらのデータはロンドンの
アクトン地区にあった工場に
届けられオーダー品として製作。

完成した靴はその後、
6週間で納品されたそうです。

海外での販売やオーダーは
ピール&カンパニーの中心となり、
最終的には同社で生産される
靴の2/3がイギリス国外へ
輸出されていました。

ハリウッドスターや
貴族に愛される靴

海外進出も果たした
ピール&カンパニーには
ハリウッドスターの顧客も多く

ケーリー・グラント
フレッド・アステア
ハンフリー・ボガート
ヘンリー・フォンダ

などが靴をオーダーしたそうです。

イギリス国内でも
著名人や貴族に愛用され

ウィンストン・チャーチル首相
ウェリントン卿
マウントバッテン卿

後にウィンザー公爵となる
エドワード8世などもピール社の靴を
オーダーしていました。

英国王室御用達ブランド

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このブランド名の左右にある
紋章ですが恐らくは
英国王室御用達の証、
ロイヤルワラントだと
思われます。

ロイヤルワラントについては
過去の記事で詳しく
ご紹介していますので
参考にしてみて下さい。

英国王室御用達の印
ロイヤルワラント

そして

かなり興味深い事には
こちらの紋章、

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BY APPOINTMENT
TO THE LATE KING GEORGE V

とありますね。

ジョージ5世とはイギリスの
国王でウィンザー朝の
初代君主になります。

【世紀の伊達男】と言われた
後のウインザー公爵、
エドワード8世の父親です。

アカデミー作品賞や
主演男優賞をとった映画
「英国王のスピーチ」。

この映画の主人公となった
イギリス国王はジョージ6世ですが
彼の父でもありますね。

という事はこの紋章、
かなり以前のロイヤルワラントと
なりそうです。

現在では使用されていないものです。

ピール&カンパニーが
いかに昔から影響力のある
企業だったかが伺い知れます。

By-appointment-to-the-prince-of-wales

右にはプリンスオブウェールズの
紋章も入っていますね。

今回の一足には、
消えかかっていますが
インソールに『PEAL & Co』の文字と
ブーツとキツネのロゴ。

そしてブルックスブラザースの
文字が入っています。

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1965年ブルックスブラザーズへ譲渡

1802年から163年続いていた
同社でしたが1965年には
イギリスの工場が閉鎖されました。

腕の良い熟練した職人がいなくなり
それまで製作していた品質の
靴を作れなくなった事が原因です。

当時、アメリカで唯一
ピール&カンパニーと契約して
既成靴を販売していた
ブルックスブラザースは同社から
靴の型やデザインなどを購入。

ブランド名も含め
『PEAL & Co』を
引き継ぎました。

それ以降現在に至るまで
ブルックスブラザーズは
『PEAL & Co』の名を冠した
革靴を販売しているのです。

BROOKS BROTHERSの靴を
生産しているイギリスメーカー

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ブルックスブラザーズは
自社ブランドの革靴を
名だたるシューメーカーに
依頼して製作してもらっています。

アメリカのブランドで言えば
『ALDEN』が有名です。

コードバンのローファーなどを
依頼していました。

現在では【Allen Edmonds】が
ブルックスブラザーズの革靴を
生産していてWネームの
パークアベニューなどが
販売されています。

イギリスのシューメーカーで
言えば、

【Church’s】や
【Crockett&Jones】
そして【Edward Green】などが
ブルックスブラザーズの
靴を手掛けてきています。

で、

今回のセミブローグなのですが

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アウトソールの
ヒドゥンチャネルや
二重の釘打ちヒールなど
とても良い作りです。

そして、

内部の印字から

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今回の PEAL&Co
【BROOKS BROTHERS】の
革靴は

【Alfred Sargent】
アルフレッド サージェント

製のお品となります。

MADE IN ENGLANDの
手書き文字が特徴的ですね。

【Alfred Sargent】製
SEMIBROGUE

このアルフレッド
サージェント製のセミブローグ。

ピールの名前を
出しているだけあって
とても良いです。

しっかりとした革の厚みを
感じる作りながら、履くと
甲の部分の革がとても
柔らかい事に驚きます。

歩いていても余計な負荷が
足にかかることなく
長時間履いても疲れなそうです。

ヒドゥンチャネルという
上品なディテールと、
しなやかでありながら
丈夫なアッパーの作りという
コラボレーション。

興味深くて魅力的な革靴です。

お手入れを楽しみながら
末永く愛用頂けるお品かと
思います。

サイズの合いそうな方は
是非一度試してみて下さい。

店長青山お勧めの逸品ですよ。

それではまた!

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【BROOKS BROTHERS】
PEAL&Co SEMI BROGUE

MADE IN ENGLAND 
サイズ 10 ウィズ D
(目安27.5 cm~28.5cmくらい)
¥27000-(+tax ¥2160-)

【 ※ 今回の一足のお手入れ 】

店長青山が今回の【BROOKS BROTHERS】
PEAL&Co SEMI BROGUE
のお手入れに
使用したクリームは


【M.モゥブレイ】
シュークリームジャー
【ブラック】

です。

こちらのクリームを

ペネトレイトブラシ
で、塗り込んだ後に


プロブラックブラシ

で、ブラッシングして磨きを
かけ、布で拭き上げれば完成です。

ベーシックな方法で
基本中の基本です。

参考にしてみて下さい。

動画

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