店長青山です、

 

今日はとても大事なお話をします。

古い革靴にまつわる大切なお話です。

 

本日だけは最後まで読んでください。

 

僕は古着屋を営んでおりますが
正直、

 

「 古い物だから良い!

  古ければ、古いほど価値がある!

  素晴らしい!

  古いほうが偉い! 」

 

 という、アンティーク的発想の

 【希少価値大好きさん】 

 にはあまり共感できません。

 
あなたがそのような方でしたら
大変申し訳ありません。


でも、これは正直な気持ちです。
僕の考え方をお伝えします。

 

物に価値があるのは

 【 あなたの生活にとって
  役に立つ、意味がある 】

時だけだと考えています。

ですので、

 「 古いもの囲まれていると
  ものすごく幸せを感じられる 」

とか

「 古くて高い物を買う事が
  仕事をしているモチベーション 」

とか、そういった方は
意味があるのでいいのです。

ですが

物が古いからといって
そのものに価値があるとは
思えません。

物に価値があるのは
あなたにとって
良い意味がある時だけなのです。

僕は中古の洋服も販売していますが
ぶっちゃけ、新品を購入したほうが
物としては素晴らしい物ばかりです。

だって、

サイズもあるし、色違いもあるし
物が無ければお取り寄せもできるし
何よりダメージがありません。

ブランドものなら、
雑誌にだって載っているし
流行の形だし、女の子(男の子)にだって
うけがいいから、モテます。

なにより

「初めてその服を着るという権利」

があなたがあるのです。

そんな素晴らしいことは
無いと思うのです。

実際、新品のお洋服が好きな方は
お金に余裕があるのであれば
可能な限り、新品のブランドを
買いたいのではないでしょうか?

このあたり、

新品がお好きな方と
中古のお品がお好きな方とでは
ある程度住み分けがされているように
思います。

当店は革靴が多いことで
有名ですが中古の革靴だって同じです。

サイズがないし、
色違いはありません。
同じものは二度と手に入りません。

自分のサイズに合った革靴を
探すのだって大変です。

ですので、

そういったことが
わずらわしい方は
新品の革靴を購入されたほうが
間違いなくいいでしょう。

 

素晴らしいブランドがたくさんあります。


オールデン、チャーチ、ジョンロブ、

エドワードグリーン、JMウエストン

クロケット&ジョーンズ、トリッカーズ

サントーニ、フェラガモ、ベルルッティ

パラブーツ etc、etc…


素晴らしいブランドが
たくさんあるので
新品がお好きな方は、
このようなブランドを買います。

 

そして買った後、その人たちに

不思議なことが起きるのです。


新品が好きで、ブランドの革靴を
買ったはずなのに
そのうちなぜか、 

中古の革靴が
欲しくなってしまうのです。

先ほど僕は、物に価値があるのは
あなたにとって意味があるときだけだ

と、言いました。

ですので、

新品のほうがいろいろと
メリットが多いことも
お伝えしました。

ですが、

そんなことが選ぶ基準にすら
ならない時があります。

同じ物としてのクオリティ(品質)に

「 圧倒的に差がある時 」

です。

新品で革靴を購入された方は
そのアイテムの良さに
どんどん革靴が好きになっていきます。

そして好きになればなるほど
いろいろな情報を仕入れて
知識が豊富になっていきます。

そして、知るのです。

革靴の世界では古ければ古いほど
靴のクォリティが良い

と、いう事をです。


それはもぅ同じ靴かと思えるくらい、

残酷なまでに圧倒的に違う
靴もあります。


革靴が大量生産されていない時代の
革の厚み、柔らかさ、作りの丁寧さ。

その時代にしかみられないシルエット
ディテール、パーツ。

そして、何十年という時を経てなお
淘汰されずに残ってきたという事実。

今年、工場で出来上がったばかりの
革靴には決して出せない存在感なのです。

新品のブランドで革靴に入られた方も
その魅力にはあらがうことができません。


人間が動物として地球上の王者になれたのは
二本足で歩行することが出来たからです。

二本足で歩行することは動物として
人間の最も特徴的な動きなのです。

靴はその歩行の全てを支えるアイテムです。

一度、クォリティのよい靴に足を入れて
歩いてしまったら、それ以下の靴は

動物として本能的

履きたくなくなってしまします。

 

新品の革靴を履かれた方が、
さらに素晴らしいクォリティの靴を
探し、古い靴にたどり着いてしまうのは
当然と言えば当然の結果なのかもしれません。


しかしながら、

ビンテージの革靴が欲しいと思った時に、
誰しもがぶちあたる
根本的な問題があります。

数十年という時を経て
残っている革靴は

極端に玉数が少ない 

と、いう事です。

選ぼうにも、検討しようにも
まず、実物に出会えないのです。

ですので、

ビンテージの革靴を購入する時に
まず大切なことは
一つです。

 買う、買わないの購入判断以前

 古い革靴に自分で触れる機会を
まず増やす

と、いうことです。

雰囲気が気に入るかどうかは
実際に手にしてみないとわかりません。


サイズが合う合わないは
実際に履いてみないとわかりません。

まずはチャンスがあったら
自分の目で確かめる回数を増やすことを
おススメします。

買うか買わないかの判断は
その後の問題だという事です。

実は今回、当店では
ビンテージの革靴を6足入荷しました。

最近だとなかなか
手に入れることのできない6足です。

明日7月14日(月)は
当店、臨時休業 とさせて頂くのですが

今週は毎日一足、
その革靴をご紹介していきます。

7月第3週は

ビンテージ革靴ウィークです。

お楽しみに。

自分のサイズに合うビンテージ革靴が
紹介されるかもしれません。

自分の気に入った形であったら
まずは革靴に触れてみる
絶好のチャンスがここにあります。

是非、今週はこのブログを
見逃すことなく、ご注目下さいね。

それではまた!

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