ブーツのブランドとして有名な【RED WING】はレッドウイング純正のミンクオイルを作っています。
ですが本当のことを言うとそれを販売しているレッドウイングJAPANさんもミンクオイルの使用を※お勧めしていません。
※スタッフの非公式な裏話であり、何でもかんでもブーツにミンクオイルを使用するべきではないという意味です。
店長青山です、
ブーツの手入れといえばミンクオイル。
この事は昔店長青山が古着屋で働き始めた頃から当たり前の事として、先輩に教えられてきました。
店員だった時もよくミンクオイルで実際にブーツを磨いていました。
その頃は石油で化学合成された黄色っぽくて、においも独特なミンクオイルを使用していたと記憶しています。
今のように
【100%ピュア】
なミンクオイルを使うという知識もありませんでした。
野球のグローブに使用するような大き目の缶に入ったミンクオイルでごしごし磨いていたものです。
今思えば、石油を合成して作ったミンクオイルだと薄く塗ったつもりでも、結構ブーツがベタベタしてホコリなどがつきやすかったです。
当時はそれが当たり前だったんですよね。
店長青山は今でも100%ピュアなミンクオイルを使用してブーツを磨いたりします。
ですがそれはハッキリ言ってやらない方がいいです。
ミンクオイルはブーツや革ジャンの手入れに使用するべきではありません。
冒頭にも言いましたが純正のミンクオイルを販売しているレッドウイングJAPANさんも、実を言うとミンクオイルの使用を※勧めていないのです。
※スタッフの非公式な裏話であり、何でもかんでもブーツにミンクオイルを使用するべきではないという意味です。
おかしいですよね?
だって、売ってるんですよ?
レッドウイング純正ミンクオイルとして。
でも、本音を言うとおススメしていないのです。
なぜかというと
【 革にカビが生えるから 】
です。
ミンクオイルはもともとアメリカの風土に合わせてお手入れの用品として作られています。
空気がカラッとしているアメリカであればオイルアップの方法としてあっているかもしれませんが、高温多湿の日本の風土には全く適していないのです。
ミンクオイルをたっぷり含ませたブーツを下駄箱の中にしまって、しばらく放置していると恐らくなのですが、かなりの高い確率でカビが生えてしまいます。
日本だとミンクオイルは革に対して脂分が多すぎてカビの栄養になってしまうのですね。
じゃあなぜ販売しているのかというと日本の消費者がミンクオイルを求めているからです。
アメリカからワークブーツが入ってきた時にそのお手入れ方法もそのまま取り入れてしまったので
ブーツ = ミンクオイル
というメンテナンスが日本には根付いてしまったということになります。
では、実際には何をブーツや革ジャンには使用したらいいのかというとツヤを出したい時には
M.モゥブレイ・プレステージ
ビーズエイジングオイル
ツヤなしでマットな感じに仕上げたい時には
※M.モゥブレィ・プレステージ
クラシックシアバター
※現在では廃盤となった商品です。
を使用するといいと思います。
ビーズエイジングオイルは天然の蜜蝋が入っているので、程よいツヤ感とさらっとした仕上がりが特徴です。
そしてクラックシアバターはアフリカにしかない特別なシアの木からとった天然の油脂です。
100%植物性の油脂なのですが、融点が低いという特徴があります。
指で取って革に塗っていくとすんなりとなじんで革に入っていってくれます。
こちらはあまりつやを出したくない場合にはおススメのクリームです。
どちらも天然素材を使用している油脂ですがミンクオイルほど脂分が強くないため、オイルドレザーに塗っても脂が過多にならず適度な保革ができます。
本当にブーツを大事にしていきたいあなたは是非、こちらの2点を使用してください。絶対に間違いありませんよ。
店長青山自身は昔ながらの古着屋ですのでこんなことを伝えておきながら、たまにミンクオイルで手入れをしたりします。
本当はあまり良くないんですけどね。
ですが、その辺りはやはりそれなりに気を付けていて使用するミンクオイルは
【M.モゥブレイ】
100%ピュアミンクオイル
だけ。
それを極々薄く塗ったうえで、
絶対に下駄箱に入れません。
やはり下駄箱に入れたらどんなミンクオイルでもカビてしまいます。
カビは一度生えてしまうとかなり面倒くさいのでまずは生えないように最初から気を付けていきたいものです。
そんな風にお手入れの仕方をお伝えしている店長青山ですが先日【M.モゥブレイ】の会社【R&D】様よりRTP レザーケア アドバイザーコースの認定証を頂きました。
更にレザーのお手入れを勉強してお客様に価値ある情報をお伝えできるように精進していきたいです。
そんな店長青山も今でこそ、このようにレザーのお手入れについて色々とお伝えしていますが、最初の頃は知識がないのでそれはもうかなり酷いものでしたよ。
昔は革靴もミンクオイルで磨いていたくらいですから。(笑)
革靴のお手入れを誰かに教わったことが一度もなかったのです。
自分のお店になってから革靴を多く扱うようになり、それから少しずつ独学で勉強して試行錯誤しながら覚えていきました。
日本のシューケア業界は本当にヨーロッパに比べると歴史がなくて、今回のミンクオイルの件のように間違った知識や情報が世間一般に
広がり過ぎています。
革靴は水で丸洗いできることとか、実はスエードの革の方が表革より雨の日には適しているとか、そういった正しい知識が全然浸透していないのです。
ですので、独学で勉強するといっても本当に大変でした。
インターネットに書いてあることなど言葉は悪いですが、
【ド素人が好き勝手に書いているもの】
も多かったからです。
「絶対に自分できちんと手入れしたことないでしょ!?」
という記事もたくさんありました。
今でもありますね、そのようなサイト様が。
普通の革靴の手入れにミンクオイルを使うとか書いてあったり
【油性のオイル】
とか書いてあったり。
「油性のオイルって何だろう?オイルは油の事だし、油性以外に水性とか他の何かがあるのかな?」
と何もわからない革靴初心者の方が見たら混乱してしまうと思います。
店長青山も油性のオイルって何の事だかわかりません。(笑)
そんな玉石混交の情報が今ですら世間にははびこっているわけなのですが、
実はかつて何もわからなかった店長青山が革靴の手入れが出来るようになった一つのきっかけがありました。
とある一冊の本との出会いです。
この本は初心者の人でも簡単にわかりやすく革靴が理解できるようになっていて上級者の方でも知っておくべき情報がびっしりと詰まっています。
店長青山もこの本で勉強して革靴を扱えるようになっていきました。
靴のお手入れもすべて最初はこの本で学んだんです。
僕の人生は本当にこの一冊だけで変えられたと言っても過言ではないと思います。
今、ガレージセールという古着屋が中古の革靴の世界ではそれなりに有名になり県外からもお客様が見に来てくださるほど革靴が揃っているのは全てこの本のお蔭なのです。
それほどまでに素晴らしい内容が書かれている本です。
今、色々な情報に振り回されて何を信じていいのかわかならくなり困っている人や、これから革靴の事を学んでいきたいなと考えている人は
【 必ず読むべき一冊 】
だと思います。
日本の革靴界におけるバイブルともいえる一冊です。
まだ持っていないあなたは今すぐに買うべきです。
革靴がお好きな方なら絶対に損はしないと言い切ることができます。
店長青山、一押しの書籍です。
あなたの革靴の知識と手入れの技術を
一気に上級者へワープさせる一冊
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