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古着屋が教える!
USAリーバイス501の洗い方と
年代判別方法

levis501-deadstock-1
Levis 501-0000 SHRINK-TO-FIT 
DEADSTOCK RIGID
1997年4月製 MADE IN USA

店長青山です、

今回は1997年製のLevis501
デッドストックをご紹介します。

こちらの501はリジットです。

生デニムの未洗い
いう事になります。

今回はこのデニムの洗い方を
詳しく丁寧に細部に渡り
ステップバイステップで
お伝えしていきます。

糊(のり)を完全に落として、
最大限にデニムを収縮させ
しっかりと生地の目を詰まらせる事で
可能な限り厚みのある丈夫な
501に仕上がります。

科学的に裏付けされた理論で
リジットの性質と特徴を理解し
501の良さを限界値まで引き出す事が
可能になります。

こうやって
最初に履き下ろしたリジットは
長きにわたって楽しめる
デニムパンツとなるのです。

更に今回は履きこんでいく時の
洗い方の頻度やデニムを
青く仕上げる裏技なども
ご紹介します。

そして、

501の年代判別法も併せて
ご紹介します。

今回は他では語られた事のない
秘匿性の高い内容が含まれた
永久保存版ともいえる
記事となります。

まず最初にブックマークをしておいて
後で必要な時、すぐに読みかえす事が
出来るようにしておく事をお勧めします。

【目次】

●シュリンクトゥフィットとは?

●映画『さらば青春の光』と501

●90年代VINTAGEブームの頃

★【501リジット最初の洗い方】

●履いたジーンズの洗う頻度は?

●501をアメリカの青さにする裏技

★リーバイス501年代判別方法

●店長青山 あとがき

USA 501 SHRINK-TO-FIT

リーバイス501の最大の特徴は
シュリンクトゥフィット。
(洗って縮めてサイズをフィットさせる)。

防縮加工をしていないため
洗うと1~2インチほど
デニムが縮んで小さくなるのです。

最初は大きめだったジーンズを
洗って縮めて自分に合った
サイズ感にする、という
デニムパンツです。

501も現在では
SANFORIZED(サンフォライズド)
=防縮加工がなされた上で
販売されている品が多くあります。

リーバイスではその品を
他社との差別化を図る為、
あえてSANFORIZEDではなく
PRESHRUNK (プリシュランク)
という名称で呼んでいます。

なので、

シュリンクトゥフィットを
楽しみたい場合は防縮加工が
されていないリジットと呼ばれる
生地で作られた501を選んで
購入しないといけません。

今回の501リジットは今から
21年前のデッドストックです。

まず最初に生デニムの
糊を落としてしっかりと
洗ってから履く事になります。

自らの手でジーンズを縮めるという
体験を楽しむ事ができる
一本です。

古着屋が教える501
デッドストックの
洗い方

現在ネット上では様々な
501リジットの洗い方を
ご紹介されている方が
いらっしゃるようです。

予めお伝えしておくと
店長青山は

【501の正しい洗い方】

なんて存在しないと
個人的には考えています。

ご自身で購入したジーンズなのですから
各々が好きなように楽しみながら
洗ったり履いたりできれば
それが一番だと思います。

ただ、

最終的にこうなって欲しい、という
イメージに近づけるためには
それ相応に必要な洗い方が存在します。

店長青山が目指すのは
昔のアメリカ人が
履きこんでできたような
ビンテージ501の色落ちです。

ですので、

そのために必要な洗い方を
詳しくご紹介します。

今回お伝えするのはかつて膨大な
ビンテージ501が存在した時代に
デッドストックを洗う為、
古着に携わる先人が考え出した
知恵の結晶です。

シュリンクトゥフィットを
洗う方法

リーバイスの501を最初に洗う時に
気を付けなければいけない
不可欠な要点は3つあります。

シュリンクトゥフィットの
核心とも呼べるポイントです。

それは

● しっかりと糊を落とす

● 一気に短時間で縮ませる

● 洗った時点で既にアタリを出す

の3つです。

リジットから501をおろす場合には
一番最初に履く前にまず、これを
行っておかなければいけません。

1回目の洗い方がその後の
全てを決めてしまうのです。

生デニムの501が良い色落ちの
ジーンズになるかどうかは
ここで決まってしまいます。

逆を言えばまず最初に
これさえきちんと行ってしまえば
後は適当に履きこんでいくだけで
ビンテージのような色落ちが
楽しめるのです。

ただ、

くどいようですが、
501の洗い方に良い悪いなど
ありません。

今回は、
とある古着屋が提唱する
たった一つの方法だと考えて下さい。

映画【さらば青春の光】と501

Quadrophenia-levis

501の洗い方は色々な方法が
紹介されていて興味深い所です。

1979年のイギリス映画に
【さらば青春の光】(Quadrophenia)
というのがありまして
【MODS】の世界ではバイブルと
されています。

1979年のリーバイス広告にも
採用された映画です。

1960年代のモッズと
ロッカーズの抗争を描いた映画で
後世のファッションシーンにも
多大なる影響を与えました。

この映画の中で主人公が501を
履いたままお風呂で洗って
そのまま出てきて乾かす、という
有名なシーンがあります。

デニムを履いたまま一緒に
お風呂に入るという、今考えると
とても斬新な手法で501の履きおろしを
試みるのです。

実際、ジーンズと一緒に
お風呂に入って糊を落とすのは
本当に楽しいと思います。

もし、チャンスがあるのであれば
是非試してみて下さい。

ですが、

あの映画はオシャレに敏感なイギリスの
モッズ少年がアメリカのリーバイス
501を洗って履くという設定。

当時のアメリカ人で501を履いていた
全ての人がわざわざあのような方法を
用いた訳ではありません。

よくよく冷静に考えたら
そう思いませんか?

ジーンズを履いたまま
お風呂に浸かって洗ったら、
パンツが濡れた状態で出てきて
乾くまで履いたままで
待ってないといけないなんて。

そんな面倒くさい方法でなくては
履けないのであれば一般的な
アメリカの人達の間に
501は広まっていません。

もちろん、
中にはそうやって洗って
履きおろした人もいたのです。

ファッション的に敏感な
若者とかヒッピーの人達とか。

しかし、普通の世間一般の人は
違ったのです。

一部の人たちのやり方を
切り取ってその方法が全てだと
考えるのは早計です。

ほとんどのアメリカ人は
ジーンズを履き下ろすのに
そのようなこだわりを
持っていなかったはずです。

蛍光剤入りの洗剤を使って
洗濯機でガシガシ洗って糊を
落とし、乾燥器で一気に乾かして
デニムを縮ませていたに
違いありません。

それがアメリカの現実で、
ビンテージの501が
生まれた背景です。

と、いう事で

今回 目指すのは、昔のアメリカ人が
履いてできたような色落ちの501です。

ではその為の秘訣を
御紹介していきます。

渋カジ・アメカジ
ビンテージ古着ブーム

で、

ここからしばらく、
日本に古着ビンテージブームが
吹き荒れた20年ちょい程前の
昔話をします。

1990年代の話です。

昔を知る世代には
面白懐かしい話題かと思います。

しかし、

501の洗い方には
直接関係ありませんので
興味のない場合は飛ばして
下のリンクから先に進んでください。

●リーバイス501リジットの洗い方

さて、

古着の洋服が好きの人に
どうして古着が好きなのか聞くと
たいてい帰ってくる答えがあります。

「人と同じ服を着るのが嫌だ」

「誰かとアイテムが被るのが恥ずかしい」

「一点物だから個性がある」

などです。

基本的に古着が好きな人は

「人と同じ物は嫌だ」

という感覚があるようです。

そして
これは今から20年ちょい前の話。

その頃の日本ときたら
アメカジ、渋カジブームで
猫も杓子もみんな同じ格好。

当時は雑誌というメディアが
良いと言えば、それさえ着ていれば
オシャレとされた時代です。

価値観の多様化なんて
クソくらえです。

みんな一緒。
全部一緒。
それでOK!

アメカジ、渋カジ系に
向かった男はみんな

ショットのWライダースに
リーバイスの501、
【REDWING】のエンジニアブーツ。

もしくは

ちょっと人と違うと
【VANSON】のシングルライダースか
LEEの101。

茶髪のロン毛に腰履きデニム。

もう、みんなそれ。

チーマーと呼ばれるグループが
渋谷を中心にたむろしていました。

そして、
それに時代が被るようにして
日本で空前の古着ブーム、
ビンテージブームが巻き起こりました。

最高峰のビンテージ
リーバイス 501XX
(ダブルエックス)

当時、古着好きにとって
わかりやすいアイコンは
SMAPの木村拓哉さんと
ダウンタウンの浜田 雅功さん。

キムタク派と浜ちゃん派に
分かれたりしていました。

ビンテージスウェットに
【REDWING】のアイリッシュセッター。

そして
リーバイスの501XX
(ごーまるいちダブルエックス)。

とにかく、なんでもいいから
リーバイスのビンテージの501。

良く解らなくても
それを手に入れさえすればOK!

年代の古い順に

●501XX(ダブルエックス)
●501E(ビッグイー)
●50166前期(ロクロクぜんき)
●50166後期(ロクロクこうき)
●501赤耳(赤耳)

これら「ごーまるいち~」
なんちゃらかんちゃらと
呼ばれていたジーンズが
ビンテージとされ
もてはやされていました。

1本が20万、30万円とかいう
リーバイスの501XXがあちこちで
販売されていたのです。

100万、200万、300万
とかいう高額なデニムが
話題になったりしました。

自動車より高いジーンズなんて
ざらにありました。

ビンテージデニムのバブルです。

ブルーゴールドなんて言葉が
雑誌に載りました。

「金のように価値のあるデニム」

という事ですね。

まぁ、そんな時代ですから
古着なのにも関わらず
不思議な事が起きります。

古着の良い所は

「人と違った物を着ている」

という所にあったはずなのに
なぜかみんなして目指す所が一緒。

行く先は501のビンテージです。

一番新しい年代でビンテージと
同等に扱われていた501の赤耳は
1983年までの製造です。
(販売は1986年まで)

なので

この今回のお話でこれから
出てくる所のレギュラーという
位置づけは1983年からの
501内股シングルモデルから
ということになります。

要は赤耳(セルビッチ)が付いて
いないモデルをレギュラーと
呼んでいるという事です。

当時はとにかく
赤耳より古い501を履けば良い、
という事になり、やたらと501で
古さを競うようになっていました。

そして
縦落ちと呼ばれる風合いになり
デニムの色落ちが良い事から
より、ビンテージ度の高い
【66前期】(1975年位まで)
以前の品を皆こぞって
狙うようになりました。

66前期までは一番最初に
洗った時のデニムの収縮率が
8%でそれ以降の501とは
生地の性質が違ったのです。
(66後期からは10%)

で、

そのころワラワラと
量産された人種に

【古着バカ】
【ビンテージキチガイ】

という輩がいまして
ボウフラのようにやたらと
湧いてきました。

ちなみに言っておくと
ここでいう『バカ』とは
誉め言葉です。

この人達は古着バカと呼ばれると
「そうなんだよなー!」とか言って
顔を真っ赤にして喜んだものです。

この人達の特徴は

【やたらとウンチクを語る】

事です。

501に関してもいちいち
色落ちとか年代とかステッチとか
ボタン裏の番号とか収縮率とかを
聞いてきたり、熱く語ったりするのです。

そして

「501すら語れない男はダサイ」

みたいな価値観を
持っていたりします。

「501」についてこだわりを
持っている奴こそが

「凄い!オシャレ!偉い!」

というような感じです。

店長青山も当時は古着屋の
スタッフでしたからデニムを
履いているといつも
聞かれるのです。

「それって、いつの時代の
ビンテージですか?」

と。

その時、スタッフ青山は
何と答えていたかというと

「いや、ただのレギュラーです。
ジーンズメイトさんで売っているような
現行品です。」

目をキラキラ輝かせて
質問してきたビンテージ馬鹿は
あからさまに失望した様な、
人を見下したような感じになり

「あぁ、そうなんですか」

と言います。

スタッフ青山はそのころ
決めていた事があります。

それは何かといいますと、

「501はレギュラー以外履かない」

という事です。

MADE IN USAリーバース
501レギュラーのみ

スタッフ青山は
古着屋の店員のくせに
ビンテージ501を絶対に
履かなかったのです。

なぜかというと

「みんなが履いていたから」

です。

そして

「古い501さえ履いていれば凄い!」

「高いビンテージを
履いているほど偉い!」

というような価値観の
ビンテージバカにどうしても
共感できなかったからです。

と、

いう事で古着屋の店員のくせに
へそ曲がりなスタッフ青山は
中古レギュラーの501とか
501ブラックを履いて
過ごしてきました。

そして、

スタッフ青山は当時の501生デニムを
新品の状態から洗って糊を落として
履いたりしていたのです。

その頃は普通に売っている
現行のレギュラー品です。

ジーンズメイトさんで
販売されていたような501です。

ここで、当時の
ビンテージバカの話です。

何十万もするような501を得意げに
履きつつ、

「501のウンチクを語れないような
奴はお話にならない」

というような態度で偉そうにしていた
古着キチガイの人達です。

でも実は彼ら、

ビンテージ501はお金をたくさん
出して購入していましたが、
501を生デニムの状態から自分で
糊を落として履いた事が無い人が
けっこう多かったんです。

古着バカ
「501ってどの年代が
一番いいと思いますー?
俺ぁ、やっぱりダブルエックス。
最高っすねー。」

スタッフ青山
「年代とか関係ないですけど
生デニムを自分で糊落として
ゼロから育てるのは面白いと思います。」

古着バカ
「えっ・・・」

 

店長青山は思ってました。

これって例えていうならば

ベンツとかポルシェとか
高級外車に乗っていながら
スタンドに行ったら自分じゃ
ガソリン入れられない、
って感じですよね。

「 えっ!?給油口?
やったことない・・
僕ちゃん、わからない。。。」

ダサいですよね?
これ?

たとえ普段はスタンドの店員さんに
「ハイオク満タンね」って頼んで
入れてもらっていたとしてもですよ。

自分じゃ一度もやった事がない、
いざとなったらガソリンの
入れ方が解らない、とか
死ぬほどダサくないですか?

高級車に乗って偉そうに
ふんぞり返っている分、
余計にダサいです。

カッコいいのはお前じゃなくて
車だよ、って話ですね。

スタッフ青山の中では
古着バカも同じです。

501のウンチクを振りかざして
ビンテージを語り、それ以外の501を
見下しているくせにレギュラーの
501すらゼロから自分で洗った事が
一度も無い。

ダサいです。

と、いうかイタイです。

「お金がないから中古の
501レギュラーを買って
大事に履いてます。」

っていう高校生の方が
100倍素敵です。

と、

ここまでつらつらと書いてきましたが
まぁ何を言いたいのかというと

「レギュラーを知りもしないのに
やたらとウンチクを振りかざすのは
見ているこっちまで恥ずかしいですよ?」

という事です。

ビンテージのウンチクを
語るより先に普通のレギュラー
501を気軽に楽しみましょう、

という事ですね。

で、

今回はそのスタッフ青山が
履いていたような当時の
レギュラー品をデッドストックで
入手しましたのでご紹介します。

この内容はスタッフ青山が
実際に手をかけてきた経験値と
古着屋の知恵の結晶から
お伝えする方法論なのです。

では実際に501の生デニムの洗い方を
見ていきましょう。

501はリジットで履くな!

最初にも触れましたが
501をリジット状態から洗う際に
大事なポイントは3つです。

● しっかりと糊を落とす

● 一気に短時間で縮ませる

● 履く前の時点で既にアタリを出す

この3つを守るために
全ての工程が存在します。

しかし、

ここでもしかしたら
このように思われる方もいるかも
しれません。

「リジットの生デニム状態で
洗う前にある程度の期間、
履いた方がいいのではないか?」

という事です。

「生の状態で既に501へ
アタリを付けておいてから
その後に洗いをかける」

そのように紹介されている方が
ネット上では多いようですね。

何度も言いますが
501の洗い方なんて
何が正しい、間違っている
というのは無いと個人的には
思っています。

なので、

先にリジットの状態でデニムを履く
というのもその人の好みです。

ですが、

「メリハリの効いた色の濃淡をだして
味わい深い色落ちをさせたい」

というのであればリジットの状態で
履きこむ事はしない方がいいです。

ビタビタにきついサイズの501を
スリムなシルエットで何とか
履けるように仕上げる手法を
選ぶのでなければ、リジットのまま
最初に履くのは避けた方が賢明です。

その理由をこれから
詳しくお伝えします。

501リジットの縮みを考える

いいでしょうか?

冷静になってよーく考えて
みて下さいね。

リジットの状態というのは
糊(のり)が効いているので
生地が固いです。

ごわごわしています。

そして、

生地を縮めていないので
後に洗って履く時の状態よりも
サイズが大きい段階です。

そのままリジットで501を履くと
どうなると思いますか?

後に糊を落としてから履く時とは
違った状態でシワができる

という事になります。

ちょっと想像してみて下さい。

あなたはこれから
折り紙でツルを折るとします。

その鶴を折る前に
正しい折り目とは違った場所に
なんの必要もない折りジワを
わざわざ付けたらどうなりますか?

正しい折り目にも影響しますよね?

必要性の無いシワ付きの紙で
折ったツルは美しい鶴には
絶対になり得ないのです。

そのシワって必要ですか?
邪魔ですよね?

ツルの美しさを
阻害していますよね?

ここで501も考えてみて下さい。

あなたはその501を
糊を付けたリジットのまま
ゴワゴワで大きいサイズの状態を保ち
ずっと最後まで履いていくのですか?

違いますよね。

洗ってノリを落とすんですよね?

ゴワゴワから糊を落として
柔らかい状態にするんですよね。

サイズを縮めて今より
小さい状態にしますよね。

じゃあ、

シワや当たりが出る位置や
状態はリジットの時とは
違いますね?

ではなんで、

折り紙の鶴を折るときに
正しい位置とは違った箇所に
わざわざシワを付けるんですか?

洗った状態で色落ちを楽しみたいのに
なんでわざわざリジットの状態で
ずれた位置にアタリを付けて
傷物にしているんでしょう?

不思議です。

リジットの状態で
シワを付けてしまったら
洗った後には、それとはまた
ずれた位置へ折りシワを
つけていく事になります。

改めてアタリを付ける事になります。

濃淡のメリハリが効いた
色落ちにはなりません。

美しく仕上がらないのです。

501リジット サイズの選び方

もし、

どうしても先にリジットのデニムを
履いてから洗いたいのであれば
サイズを慎重に選ぶ必要があります。

リジットの状態で既にもも周りが
ジャストフィットになる位の
サイズの品を選んでください。

先にご紹介したお風呂で
501を履いて縮めるという方法が
ありましたね。

あれはそもそも、洗ったら
ビタビタにきつくなるサイズ感の
デニムを履いて行う方法です。

「リーバイス501はベルトを
一切使わず、身体のラインが
そのまま浮き出るくらい
極限まで細い方がカッコいい!」

というファッションの価値観を
持った人達が当時いました。

なので、

そのまま普通に縮めたらきつくて
履けなくなるようなサイズの501を
濡れた状態で履いたまま
乾燥させたのです。

そうやって
全体的にまとわりつくような
ピタピタのサイズ感で履けるように
仕上げる手法が

「履いたまま乾かす」

というやり方です。

そういった背景ありきで
リジットを洗う前に履く、
という手法なのです。

このやり方だったら
リジットで先に履くのも
ありなのかな、とは思います。

ただ、

パンツのサイズ感、
履きこなし方を慎重に
検討する必要があります。

その考察を行う事なく
表面状だけを切り取って、

「501は洗う前にリジットで
履いておいたほういいんだ!」

というのは考えものです。

それは、あなたに合った方法では
ないかもしれないのです。

なぜならば、

その方法が上手く行くのは
リーバイス501をジャストフィットで
ピタピタに履いて、サイズ感が丁度よい
細身のスタイルの持ち主だけだからです。

しかし、

しつこいようですが洗い方も
履き方も全てその人の自由です。

例えば
ここまで散々止めた方がいい、
と言ってきましたが
リジットで大きいサイズの501を
糊がついた状態で履くと
どうなるのか?

生地が固い状態なので
折れ曲がる位置が一定箇所に
決まりやすくなり、できた
シワの先がこすれやすくなります。

これはつまり
トラと呼ばれるシワや
ヒゲのアタリが出やすい、
という事を意味しています。

洗ってしまえばその位置にシワや
ヒゲが出なくなるので、後には
不自然なアタリになってしまいます。

ですが、

「最初にシワや模様を
付けてしまう事だけを目的とする」

そうなのであれば強制的に
ノリ付け状態のまま履く、
という手法も選択肢に
入ってくるのです。

あなたが何を
目的としているかによって
やり方は変わってきます。

そう考えると、

全てはあなたの好きなように
楽しんで行う事が何よりも
重要だと思うのです。

ここで語られるのは
単なる古着屋の一つの
方法論に過ぎないのですから。

と、

いう事でそれでは実際の
501リジットの洗い方を
見て行きましょう。

リーバイス501 リジットの洗い方

【ステップ1】

洗う前にパンツを裏返し
アウトシームの耳や脇割に
アイロンをかけ
きっちりと割る。

ここでまず最初にパンツの
外脇部分を縫い合わせている
アウトシームのおさまり箇所を
キレイにアイロンを当てて
割っておきます。

501-redline

ビンテージのモデルでは
【赤耳】(セルビッジ)と
呼ばれる部位。

501-wakiwari

レギュラーのモデルは
【脇割】と呼ばれる部位になります。

このアウトシームの収まり部分を
キレイに開いておく事で
足の両サイド外側に一本の
ラインのようなアタリがつきます。

しっかりと洗ってから
生地を縮ませると乾燥が完了した時、
既にこの赤耳や脇割のアタリが出現します。

ところが、
この赤耳や脇割は往々にして
閉じたり、ねじれてしまったりするので
きちんと開くように意図的に
広げておく必要があるのです。

その為最初にアイロンを
かけておきます。

このアイロンをかける際の
注意点としては

「絶対にスチームを使用しない!」

という事です。

スチームをかけると蒸気の影響で
生地が縮んでしまいます。

縮ませるのはこの段階では
ありませんのでスチームは厳禁です。

ちなみに工場では生地の段階で
スチームを当てるという工程を
用いて、繊維が縮むという結果を
あらかじめ意図的に行う方法があります。

蒸気をデニムに当てて縮みを生じさせ、
収縮率を予めコントロールするように
処置しているのがサンフォライズド加工
(防縮加工)なのです。

ジーンズのデニムが縮む原理

このように書くと

「アイロンをかけただけでも
熱が生じて温度差で縮むのではないか?」

と考える方がいると思います。

ですが、

デニムを縮める時は温度差を
利用する訳ではありません。

コットンの中に水分を含ませ
それを飛ばす事で収縮させるのです。

綿などの糸で布を織る製造過程では
経糸(たていと)を引っ張って
そこに横糸を通し、生地にしていきます。

生地全体的にも引っ張られた
状態になっているのですが
経糸の方により強いテンションが
かかっています。

その引っ張られた状態の
生地が水に濡れると緊張がほどけ
元の自然な長さに戻ろうとして
縮みが起こるのです。

また、コットンの糸は
水を含むと膨らみます。

繊維が太くなった分も
長さが短くなります。

これら二つの原理が
同時に起こりデニムの生地は
水を含んだ後に乾燥させると
小さく縮むのです。

その乾燥の際に大きな熱量で
急激に水分を飛ばして短時間で
乾かすと縮み率も大きくなります。

乾燥機をかけると洋服が
小さくなってしまうのは
この原理によるものなのです。

なので、

先ほどのサンフォライズド加工は
水分である蒸気を利用するのです。

この防縮加工はデニムを生の状態から
縮めないようにするのではなく
予め強制的に収縮させて固める処置です。

お客様の手に渡ってから縮まないように
予め先に濡らして縮めている、
という事なのです。

【ステップ2】

お風呂のお湯を使って
バケツに石鹸水を作る

ここでデニムに洗いをかけるため
お湯を使います。

生のデニムを洗うためには
40度ぐらいの温度が適切なので
お風呂のお湯は丁度良いです。

この作業工程はお風呂場で行うと
周りに水がこぼれるのを
気にする事なくできると思います。

バケツの中にお湯を入れたら
固形石鹸を手でワシワシゆすいで
お湯の中を石鹸水にします。

固形石鹸は脂肪酸と水酸化ナトリウムを
合わせたもので弱アルカリ性の性質を
持っています。

この性質がデニムについてる
糊を落として生地を洗うのに
適しているのです。

この石鹸水は合計で3回作ります。

まず一回目です。

パンツを裏返すことなく
そのままの状態でバケツの中に
リジット501を入れ、ぎゅぎゅと
手で押し洗いをしていきます。

中の水が真っ青になると
思いますが構わずパンツ全体を
押し洗いしていきます。

デニムを全体的に押し洗い出来たら
中の石鹸水を捨てて今度は
何もしていないきれいなお湯で
すすいでいきます。

ここでもしっかりと
押し洗いをしてすすぎをかけ、
石鹸水を流していきます。

2回目には501を裏返して
石鹸水で洗い、その後
しっかりとすすぎます。

3回目には再び表に戻して
しっかりと石鹸水で洗い
最後にキレイなお湯でしっかりと
ゆすぎます。

合計3回バケツで石鹸水の洗い、
お湯でのすすぎが済んだら
裏返した状態にした後、
洗濯機でしっかりと脱水をかけます。

ここまでが洗いの過程です。

この工程の際ですが、
洗わなくてもいいのでデニムの
ジーンズを他に1本か2本
用意しておいて、お湯につけて
洗濯機で脱水しておいて下さい。

後で乾燥させる時に使用します。

このように書くと

「デニムが色落ちし過ぎて
しまうのではないか?」

と感じるかもしれません。

先に言っておきますが、
デニムの色は落ちます。

ぎゅっぎゅと押し洗いして
いるのですから、確実に色は落ちます。

しかし、

デニムについた糊はこれくらい
しっかりと洗わないと
完全に落ちてくれません。

中には501についた糊を落とさずに
デニムをお湯につけるだけで
縮めてサイズを小さくされる方も
いるようです。

ですが
最初の段階でしっかりと糊を
落としておかないと後の
色落ちに影響します。

ノリが生地についている
状態ですので色落ちに
ムラができるというわけですね。

そして、

この後行う乾燥の過程でも
ノリが付いているとデニムが
最大限に収縮してくれません。

目的は糊を落とす事なのです。

その為にはしっかりと
石鹸を使用しなくてはいけません。

あなたは頭がかゆい時に
シャンプーを使いますよね?
頭皮をこすらずに、お湯につけて
濡らすだけで済ませたりしますか?

きちんと余分なものを落とさないと
頭皮に必要のないフケ(=糊)を
つけたままその後の生活を
過ごすことになります。

充分にノリを落とし
しっかりと縮ませてから履く

これがアメリカの501を
目指す場合に必要な手順なのです。

【ステップ3】

裏返しの状態で半乾きの
状態になるまで陰干しをする

ここが古着屋が直伝する

『501リジットを洗う際のキモ』

です。

脱水状態のデニムを
いきなり乾燥機に入れて
乾かしたりはしません。

まずは裏返しの状態のまま
パンツが筒状になるように
洗濯ばさみでつまんで
全体を乾かします。

その際、レングスをできるだけ
縮めたい場合は腰の部分を
上にして干します。

あまりレングスを
短くしたくないという場合は
すその部分を上にして干します。

基本的に出来上がりにさほど
差はありませんが、気になる場合は
一応そうして下さい。

ただ、スソを上にして干した場合
後に乾燥機をかける際、
時間がかかるようになります。

そして

この半乾きまで干している間に
先ほどもお伝えした、赤耳と
脇割の部分を手で広げて
キチンと割れるよう開いて
置くことがとても重要です。

最初にアイロンで癖をつけて
おいたとは言え、ガシガシ洗って
脱水をかけたわけですから
開き癖が落ちているかもしれません。

半乾きにするまでの間、
折を見て何回でも手で
癖をつけるように開いて
おいてください。

で、この半乾きの状態は
どれ位までの事を言うのかというと
乾燥機に入れた際、20~30分で
完全に乾く位の状態を言います。

手のひらで触ってみて

「まだうっすらと湿っているかな?」

という状態までは
乾かしておいてください。

リジットを洗う際に
他にデニムを1~2本用意
してもらってると思いますが
こちらも同時に半乾きまで
乾かしておいて下さい。

【ステップ4】

コインランドリーへ行って
乾燥機に入れ、乾燥させる。

半乾きまで乾いたジーンズを
数本同時に乾燥機に入れ
一気に乾燥させて下さい。

入れる際にはデニムを
裏返したままの状態で入れます。

乾燥時間は20~30分以内です。

これで完全に乾燥するまで
一気に水分を飛ばします。

大きな熱量を加えて短時間で
乾燥させる事でデニムの縮みを
最大限大きくします。

ぎゅっと目が詰まる事で
生地の厚みが最大限となり
しっかりと履き込めるデニムに
仕上がります。

ご自宅に乾燥機がある場合は
それでもいいかと思いますが
業務用と比べると熱量が
小さいかと思います。

やはりコインランドリーの
乾燥機でないと数本同時に
乾かすのは難しいかと思います。

なぜ、

リジット以外にも1~2本
ジーンズを入れるのかというと
乾燥機の中で熱を分散させて
デニム生地を全体的に均一に
乾かす目的があります。

そして中でデニム同士を
こすれさせて耳や脇割部分に
アタリを出すためです。

あまりアタリを出したくない、
というように考えるかも
しれませんが、そこは自由に
とらえてアレンジして下さい。

ここでの目的はアメリカ人が
履いていたような501に
仕上げる事ですので。

ちなみに半乾きにしていた
メリットはここでも活きてきます。

赤耳や脇割が開くようにここまで
色々と作業をしていましたが
この乾燥機の工程になると
途中で手を加える事ができません。

乾燥機の中でねじれてしまったら
どうにもできない、
という事ですね。

厳密には乾燥機のふたを開けて
ねじれを直す事も可能かもしれませんが
乾燥を途中で止めて中の温度を
下げる結果となってしまいます。

しかし、

乾燥機に入れる前工程で
半乾きにまでしているので、
ここまでの段階で赤耳や脇割に
開き癖がついたまま形状が
生地に記憶されているのです。

乾燥機に入れてもねじれる可能性が
少なくなっています。

半乾きにしないで乾燥機にかけると
回しながら乾くまでにかかる時間が
長くなるのでねじれてくる
可能性も高くなります。

半乾きにする事でその可能性を
少なく押さえる事ができます。

【ステップ5】

完成したリジットは
適度な頻度で洗いながら
履きこむ

20~30分で完全に乾かしたら
501リジットの最初の洗いは
完成です。

お疲れさまでした。

20分で乾燥させたデニムは
既にアタリがうっすらと出て
足の筒部分がねじれていると
思います。

これはしっかりとデニムが
縮んだ証拠です。

デニムは綾織りという生地で
糸の交差が斜めになるように
作られていますので水につけてから
乾燥させるとねじれていくのです。

もし、ここで赤耳や脇割などが
閉じていたり、ヨレたりしていたら
再びアイロンを使ってキレイに
開いてから履いて下さい。

そうすることによって
外から見てもアタリがわかる
ジーンズらしい色落ちを
してくれる事と思います。

しっかりと最大限まで
縮めましたので生地もしっかりと
目が詰まって厚みがあり
丈夫になっています。

こうやって仕上げた
リジットですが後は楽しんで
履きこんでいくだけです。

そして次は

履き出した後の洗濯についてです。

リーバイス501を洗う際の頻度

デニムの色落ちをやたらと
気にする前述のビンテージバカ
などは、

「デニムは絶対に洗わない!」

というタイプの人間が
多かったです。

そうする事で
最も素晴らしい色落ちになると
考えていたのですね。

ただ、いっておくと
ジーンズはコットン製です。

501XXなどは縫い糸も昔の
コットンでしたから洗わずに履くと
汗や油を吸って縫い目から糸が
ボンボン切れるのです。

「501のジーンズには強度がある!」

という神話を信じているのかも
しれませんが、現実的に考えて
デニムのコットンパンツです。

擦れる部分は摩耗して
生地が薄くなりそのうち穴が
開いてきますし、糸はほつれて
その部分から切れてきます。

冷静になってみれば、よくある
ポリエステル混紡生地などと比べ
コットン100%の布が
強度で勝る訳がありません。

ディッキーズのワークパンツと
501ではどっちが強いか?、と言えば
ポリ混のDickesの方が
断然、耐久性がある事でしょう。

それが現実です。
事実に目を向けましょう。

なので、

「リーバイス501は丈夫!」

という神話を信じ過ぎるのも
考え物です。

501を長く履きたいのであれば
汗や汚れが浸み込んだパンツを
そのまま着用するのは
止めた方がいいです。

汗や汚れが付いたままでは
コットンが弱くなって
もろくなります。

生地や縫い目が破れたり
切れたりしやすくなります。

ある程度の頻度できちんと
洗濯してきれいにした方が
衛生的ですし、パンツの
生地にもいいです。

なので適度に洗ってください。

洗い方は個人の自由です。

501には蛍光剤入りの洗剤を使う

デニムのジーンズの洗い方ですが
個人的には何回かに一回は
蛍光剤入りの洗剤をつかって
洗濯機で洗う方法が気に入っています。

蛍光剤入りの洗剤を使用すると
色物の洋服は白っぽくなるので
今では全体的に洗濯において
敬遠されています。

しかし、

昔のアメリカなんて
そんな事を気にしている訳が
ないのです。

何でもかんでも蛍光剤入りの
洗剤でガリガリ洗って
乾燥機をブンブン回して
乾かしていたはずです。

蛍光剤入りの洗剤を
ごくたまに使用する理由は

「デニムが青くなる」

からです。

膨大な量のアメリカ製501を
たくさん見てきてわかった事が
あります。

それはジーンズの色が

「日本の中古デニムにはない
青さをしている」

という事なのです。

カリフォルニアの青い空を
想像させるような、爽やかで
きれいなライトブルーです。

濃紺のデニムだった501が
なんでこんなに鮮やかな青さを
持つようになるんだろう?と
不思議でした。

色落ちに気を使って丁寧に
大事に大切に履いた
MADE IN USAの501でも
このような青さになる事は
ありませんでした。

研究の結果わかったのは
洗剤が違うという事です。

蛍光剤入りの洗剤でデニムを洗うと
全体的に白っぽくなってしまうので
普段は避けた方がいいのです。

ですが、ごくたまに使用すると
デニムの青さが引き立つように
なります。

店長青山が目指しているのは
アメリカの人たちが履いているような
Levis 501の表情です。

この方法で洗うと501がアメリカの
ユーズドのように仕上がりますので
興味がある際には試してみて下さい。

リーバイス501の年代判別方法

それでは今回入荷の501を
見ていきたいと思います。

せっかくですので古着屋らしく
501の年代判別方法も
お伝えして行きます。

levis501-deadstock

levis501-deadstock-1

levis501-deadstock-8

今回はパンツのアウトサイドシームの
仕様が脇割となっています。

赤耳(セルビッチ)ではないので
これで1983年以降のモデルである事が
わかります。

次に見るのはトップボタン裏の数字と
パンツの中にあるタグです。

levis501-deadstock-5

levis501-deadstock-6

今回の品はトップボタン裏の
3桁の数字が【524】となっています。

levis501-deadstock-7

このトップボタン裏の数字は
501を製造していた工場の番号と
されています。

番号『524』はテキサス州の
エルパソ工場で作られた
モデルにつく番号です。

levis501-deadstock-9

levis501-deadstock-tab2

levis501-tab-deadstock

そして内側にあるタグを見てみると

524 0497 

とあります。

左側の数字『524』は
先ほども出てきたトップボタン裏の
番号と同じで工場番号を表しています。

『524』はテキサス州エルバソ工場です。

そして右側の数字は

『0497』=04月 97年

を表しています。

ですので今回の個体は

テキサス州エルバソ工場
1997年4月 製造品

という事が読み取れるのです。

ではもう一つ練習として
解読してみましょう。

こちらは当店にあるデッドストックの
501 REDLINE(赤耳)モデルです。

501-redline

501-redline-1982

内部のタグを見ると
Shirinks about 10%.
の記載があります。

66前期までのモデルは
この収縮率が8%となっています。

こちらが10%となるのは
66後期からになります。

1982-501-redline

左側の四角で囲われている
部分の数字は

4 82 = 4月 82年

の意味となります。

1982年4月製造品という事ですね。

右側の「558」は工場番号です。

こちらの番号はどの工場なのか
定かではありません。

あなたがお持ちの501も
MADE IN USAの品でしたら
このように内側のタグに
記載があるかと思います。

興味深いですので
一度確認してみて下さい。

levis501-deadstock-3

levis501-deadstock-2

levis501-deadstock-4

今回のお品はフラッシャーこそ
残っていませんが、履いたり
水を通した形成のない
デッドストックのお品です。

ウエストサイズ W29インチ

ですので洗って縮めると
W28インチ位になると思います。

ウエストが細くて普段パンツを
探すのに苦労する方に是非お勧めです。

リーバイスは2003年に
アメリカ国内にある自社工場での
生産を全て終了しています。

それ以降、復刻や企画における
MADE IN USAの501は
リーバイス工場ではなく他社が
生産した外注品となっているのです。

今回のお品は古き良き時代から
続いてきたリーバイス最後の
アメリカ製オリジナル501
と言えます。

現在では【DEAD STOCK】の品は
とても貴重で球数がかなり
少なくなっています。

1990年代の501でも
【PRESHRUNK JEANS】として
販売されていたストーンウォッシュや
リジット色のデニムが存在しています。

しかし、当時の501中でも
【SHRINK-TO-FIT】の
リジットが特に貴重なのです。

このモデルこそが本当の
キングオブジーンズです。

全てのジーンズの元となった
デニムパンツだからです。

男だったら一生のうち一度は
生デニムの状態から履いて
おきたい所です。

15年前の2003年にリーバイスの
自社工場が閉鎖したため
永遠に失われてしまったモデル。

今は手に入れる事の出来る
最後の時期かもしれません。

店長青山の知り合いは
リーバイスを扱うショップに
勤めていましたが2003年当時、
リーバイスがUSA工場を閉鎖すると
知って501を買い漁っていました。

彼は先見の明があったと思います。

その後、ショップを辞めて
独立し自分で店を出すまでに
なりましたから。

もしあなたが
ウエストサイズ28インチを
履けるのであれば、今回の品を
狙って手に入れておいて下さい。

今すぐおろしてもいいですし
寝かせておいて10年後に
履くのもいいでしょう。

10年寝かせておけば
ビンテージ品となります。

ビンテージとは
製造後30年を超えた品を
指すのです。

100年を超えた品は
アンティークと呼びます。

今回は1997年の品ですので
あと9年後にはビンテージ品と
呼べるようになります。

その頃にはお金を出したからと言って
おいそれと買える品では
無くなっている事でしょう。

これを目にしている今が
最後のチャンスです。

是非、一度実物を見に来て下さい。

levis501-deadstock-1
Levis 501-0000 SHRINK-TO-FIT 
DEADSTOCK RIGID
1997年4月製 MADE IN USA
サイズ ウエストW29 レングス L32
¥21000‐(+tax ¥1680-)

~店長青山の後書き~

今回のお話ではスタッフ青山が
当時レギュラーの501しか
履かなかったという逸話が
出てきました。

ですが、決してビンテージを
毛嫌いしていた訳ではありません。

猫も杓子もみんなして履いていたので
あえて手を出さなかっただけで
元々はむしろビンテージが大好きです

ビンテージの501は必死になって
勉強しました。

お店でも販売していましたし
501XXやビッグE、66前期等、
特徴やシルエット、履き心地などを
実際に試したりして頑張って覚えました。

古着屋のスタッフですので
タグなど確認しなくても
お客様が履いている501の色落ちと
形を見るだけで年代がわかる位まで
感覚を磨きました。

そんな店長青山がかつて見た
501の中で最も心惹かれた
究極の一本があります。

何だと思いますか?

それは

501XXでも革パッチでも
紙パッチでもギャラ有りでも
ギャラ無しでもありません。

ビッグEのAタイプや
Sタイプ、Fタイプでもありませんし
66前期や66後期、レッドラインでも
ありません。

1966年~1968年の2年ほどの
期間だけに作られた501。

501のダブルネームとも呼ばれる

501・501
(ごーまるいち・ごーまるいち)

です。

1997年に当店で
12万8000円で販売されていた
1本です。

デッドストックでは
ありませんでしたが
農紺のデニムで極上の
コンディションでした。

1インチ当たり6針で縫われた
イエローのアーキュエイトステッチ。

ステッチのカーブの取り方が
独特でした。

その後すぐに、1インチ当たり
12針でオレンジ糸に変更された
ビッグEとは全く違った
雰囲気を持っていました。

本当に黄色いカモメのようだ、と
思った事を今でも覚えています。

それ以上高額なジーンズも
これまでにたくさん目にしてきましたが
あの501・501を越える一本を
生涯で見た事がありません。

そのモデルがお客様に売れる時には

「これでもう、二度とこんな
501は見る事はできないだろうな・・・」

思いました。

そしてその時、感じた
通りとなりました。

古着との出会いは
人との出会いと全く一緒で
一期一会です。

一度別れてしまったら
二度と会う事はできません。

これは何もビンテージに
限った話ではありません。

もしあなたが気に入った古着に
巡り合えた時にはその出会いは
一期一会だという事を
忘れないでいて下さい。

あなたがとても良い
気に入った古着に出会える事を
願っております。

それではまた!

 

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