1964年6月製【FLORSHEIM】Spectator Shoes
店長青山です、
本日は新入荷の革靴をご紹介します。
【FLORSHEIM】の外羽根式ウイングチップです。
1964年製のビンテージになります。
白×茶色のコンビネーション、
スペクテイターシューズになります。
スペクテイターとは『観客』という意味です。
1920~1930年代頃。
アメリカでスポーツ観戦する紳士は
好んでコンビネーションのシューズを
履いていたらしいのです。
このことから、これらコンビネーションの
革靴達がスペクテイターシューズと
呼ばれるようになりました。
で、
今回のお品ですが【FLORSHEIM】の
スペクテイターシューズという事で
年代を推測することができます。
革靴の中を見るとインソールに
【UNION MADE】のスタンプがあります。
こちらのスタンプが【FLORSHEIM】の
靴にあるのは1970年代の初頭までと
言われています。
そして中の印字を見ると
アルファベットの文字が
【 F / E 】
となっています。これは
【 月 / 年 】
を表していますから
【 6月 / 4年】
になると推測できます。
と、いうことは
ユニオンメイドのスタンプから
こちらのシューズは少なくとも
1970年代より前のお品ではないかと
推測できます。
そして、タン裏のフェルトや
カカトの釘穴ありトップリフトなどから
1964年の物ではないかな、と思われます。
と、
いうことで60年代のスペクテイター
シューズになるのですが今回はかなり
状態が良いです。
アウトソールやトップリフトなどから
見ても、ほとんど履いていないと言えます。
コンビネーションの白い部分に関しては
すでに半世紀以上も昔の物ですので
経年の変化がみられます。
ですが、
それ以外は全くと言ってもいいくらい
使用感がありません。
トップリフトのこの部分には
靴の品番だと思われる数字が書いてあります。
中の印字の数字と一致します。
これは店長青山も初めて見ました。
製造の段階で記載されたものなのでしょうか?
めったに手に入ることのないビンテージの
スペクテイターシューズ。
しかもとても珍しい日本人サイズの
小さめのお品です。
サイズの合う方は是非一度
試着をしてみて下さいね。
それではまた!
動画
1964年6月製【FLORSHEIM】Spectator Shoes
サイズ8 ウィズC (目安25cm~26cmくらい)
¥42000- (+tax ¥3360-)
【 ※ 今回の一足のお手入れ 】
店長青山が今回の
【FLORSHEIM】
スペクテイターシューズの
手入れに使用したクリームは
【M.モゥブレイ】
クリームナチュラーレ
の【ニュートラル】と
【M.モゥブレイ】
シュークリームジャー
【ホワイト】です。
このようなコンビシューズは基本的に
その部位の革の色に合わせてクリームを
分けてお手入れをしていきます。
今回は革の茶色の部分はニュートラルの
クリームナチュラーレ、白の部分は
シュークリームジャーのホワイトを
使用しました。
もし、このように色を分けての
お手入れが面倒な時は一本で
すべてのコンビシューズを
お手入れできる
【M.モゥブレイ】
コンビトリートメント
をご利用いただくととても便利です。
※ お勧め参考記事
『【アレンエドモンズの年代判別法】
スペクテイターシューズ』
合わせてお読み頂くと今回の革靴の
お手入れに対する理解が
より一層深まります。
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