
今回 お届けする内容
Duckie Brown(ダッキーブラウン) ― テーラリングに“遊び”を持ち込んだ、ニューヨーク発の革新ブランド ―
青山健一です、 今回ご紹介するのは、フローシャイムのロングウイングチップ。
ですが、 この靴を手掛けているのはクラシックなメンズスーツの世界に「自由」と「ひねり」を加えたブランドとして知られる、Duckie Brown(ダッキーブラウン)です。
2001年にニューヨークで誕生して以来、このブランドは“ただの洋服”ではなく、“アートとカルチャー”として評価されてきました。
Duckie Brown 年代別ヒストリー

革靴の世界ではあまり知られていないブランドだと思いますので、ここでダッキーブラウンについて少し紹介をしておきます。
2001年:ブランド設立
創設者は Steven Cox(スティーヴン・コックス) と Daniel Silver(ダニエル・シルヴァー)。
ふたりが掲げたテーマは「伝統を再構築する」です。
ブランド名の“Duckie”は互いの愛称からなっており、“Brown”はクラシックを象徴する色でもあります。
「温かみのある個性派メンズウェア」という想いが、ブランド名にも込められているようですね。
2003年:NYファッションウィーク初登場
立ち上げからわずか2年でNYファッションウィークにてランウェイデビュー。
クラシックなスーツを大胆に崩したシルエットと配色で話題になります。
Vogue や GQ など主要ファッション誌が次々と取り上げ、“ニューヨークの革命児”と称されました。
2007年:Brit Insurance Design Awardノミネート

英国デザインミュージアム主催の Brit Insurance Design Fashion Award に選出。
アメリカブランドとして異例の評価を受け、 「デザイン性で世界が認めたニューヨークブランド」 として確立します。
(出典:Vogue UK)
2009年:CFDA Menswear Designer of the Yearノミネート
アメリカファッション界最高峰の権威、CFDA(Council of Fashion Designers of America) が主催する「年間最優秀メンズウェアデザイナー賞」にノミネート。
ラルフ・ローレン、トム・フォードらと肩を並べ、“米国メンズ界の代表ブランド”として認められます。
(出典:Vogue.com)
2011年:Florsheim × Duckie Brown コラボ開始

老舗シューズブランド Florsheim(フローシャイム) とのコラボレーションを発表します。
クラシックな革靴に、Duckie Brown特有の色使いや素材感をプラス。
このコレクションはバーニーズ・ニューヨークなどの高級店で展開され、商業的にも成功したアートコラボとして話題になりました。
2015年:V&A博物館がコレクションを所蔵
ロンドンの Victoria & Albert Museum(V&A) が、Duckie Brownの作品を“現代ファッション史の一部”として正式に収蔵。
ファッションが“アート”として認められた象徴的な出来事です。
(出典:Fashion School Daily)
2023年〜:静かな復活と新店舗オープン
一時期コレクション発表を控えていたものの、2023年に The Shop by Duckie Brown(ウェストビレッジ) をオープン。
顧客と直接つながるD2Cスタイルを展開し、「伝統×現代アート感覚」というブランドらしさを取り戻しています。
(出典:MR Magazine)
業界が認めた“テーラリングの異端児”
Duckie Brown は、20年以上にわたりファッション業界の最前線で賞にノミネートされ、博物館にも展示された数少ないブランド。
クラシックをベースにしながら、どこか不思議で美しい。 そんな“メンズの新しい形”を生み出した存在です。
今回はそんな、ファッションブランドであるダッキーブラウンとのコラボレーションで、【Florsheim】が手掛けた逸品。
サイズの合う方は是非一度試着してみてください。 それではまた!
【FLORSHEIM by Duckie Brown】LONG WINGTIP
サイズ 9 ウィズD (目安 26.5cm ~ 27.5cm 位)
¥17000-(+tax ¥1700-)
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