店長青山です、

ここまでお伝えしてきました革靴ランキング

 

店長青山【超!厳選】売れ切れ必至の狙い目革靴・ブーツベスト10

 

ですが、今回がいよいよ第一位の発表です。

 

【 第1位 】
florsheim-uwingtip
1959年【FLORSHEIM】The KENMOOR
U-WINGTIP 30318

 

第1位には1959年の【FLORSHEIM】U-wingtipになります。

 

このスタイルの革靴はデザインがかなり独特です。

 

【U-wing tip】

 

と呼ばれていたのは過去の広告からも確認ができます。

 

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1956年【FLORSHEIM】広告

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1951年 The KENMOOR U-wing tip style 

 

今回の革靴はこれらの広告の品と同じスタイルで継続モデルかと思われます。

 

ですので、

このU-WINGTIPも【The KENMOOR】シリーズと考えて良さそうです。

 

この1956年の広告はフローシャイムの時代考察にとても貴重な物と考えています。

 

この広告の年代までは【FLORSHEIM】が『S品番』を使用しているのです。

 

そして1957年と思われるモデルからは5ケタの品番になっていると思われます。

 

これらのことから、フローシャイムは

「1957年にS品番から5ケタの数字品番へ移行した」

と店長青山は推測しています。

 

このようなことがわかるので雑誌の広告というのはとても貴重で面白い資料ですよね。

 

古い靴の広告があったら、店長青山は出来る限り入手するのは見た目の楽しさ美しさもさることながら歴史的資料という理由もあるのです。

 

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カカトのトップリフトもオリジナルで残っています。

 

これまた特徴的な網目模様のパターンです。

 

 

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【FLORSHEIM】ではこの網目模様のトップリフトを1950年代後半~1960年代に使用しています。

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そして今回の品番はこちら。

 

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5桁の数字で『 30318』となっています。

 

以前ご紹介した記事の中でこの5桁品番の意味を詳しくご紹介したものがあります。

 

より深くフローシャイムを理解したい場合は参考にしてみて下さい。

 


【FLORSHEIM】5ケタ数字の意味

 

この法則でいくと品番の先頭の数字が

2、3、5、8

の場合は靴の色を表しています。

 

3の場合は

ブラウン、タン、ゴールド、ワイン、バーガンディ

などです。

 

今回はブラウンですのでこのルールに適応していると思います。

 

ちなみに、

『 20318』

という品番のモデルも実在します。

 

この場合の数字『2』はブラック、グレイを示しています。

 

実際の品番『 20318』はブラックのモデルです。

 

そして、5桁品番の3ケタ目の数字はモデルのスタイルを表します。

 

数字の『3』は内羽根式を示しています。

 

今回のモデルも内羽根式ですので、この法則にのっとって付けられている品番だという事が解りますね。

 

そして、

今回の革靴は1959年製と推測しているのですがその理由は黄色のアンダーラインの部分です。

 

 

florsheim-50s-7-1

 

ここには

『  B 9 』 

とあります。

 

これは、ちょっとフローシャイムの古靴に詳しい方でしたら

「あれっ?」

っと感じられるかもしれません。

 

通常この部分に来るのは2つ並んだアルファベット文字です。

 

この2つのアルファベットでフローシャイムの年代判別をする訳ですね。

 

※参考記事
florsheim-wingtip-age-Judgment-method
フローシャイム年代判別方法

 

しかし、今回のモデルはアルファベットと数字です。

 

実はこれ、古いフローシャイムの中でも1950年代の後半ぐらいに用いられた印字なのです。

 

左側のアルファベットが製造月

右側の数字が製造年

 

を表しているようです。

 

ですので、ここまでご紹介してきたディテールを踏まえて考えると今回のお品は

1959年2月製造のケンムール

と推測できますね。

 

 

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florsheim-50s-1

 

 

コバのホワイトステッチも50年代のビンテージ革靴らしい意匠です。

 

2本針のステッチを少し離して甲の部分に2つ入れているのも凝ったデザインだと思います

 

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靴の内部のライニングは布でタン裏はフェルト仕様です。

 

消えかかってしまっているので写真では分からないかと思いますが、インソックの中には

 

UNION MADE
PED-FLEX PROCESS

 

と刻印があるように見受けられます。

 

※参考記事
florsheim-50s-utip
激レアビンテージフローシャイム

 

この辺りも古靴マニアの方でしたらくすぐられるディテールではないでしょうか?

 

ビンテージのフローシャイムの魅力がたっぷりと詰まった一足です。

 

ちなみに、U-WINGTIPのフローシャイムはステッチ部分で切り返してコンビネーションシューズとなっているモデルが幾つも存在しています。

 

甲の部分がメッシュになっていたりスエード生地になっていたりします。

 

これら2トーンのコンビネーションシューズは見た目もかなり印象的でマニアには人気のモデルです。

 

ですが、逆にコンビネーションモデルよりもオールレザーのビンテージUウイングチップが本当に少ない!!

 

コンビよりオールレザーの方が球数が無いように思います。

 

なので、特徴的なビンテージ革靴が欲しい!と、いうあなたは是非実物をに来てください。

 

そして、今年最後のランキング【 第1位 】となるモデルですので、今回も当店の無料メルマガ読者様には特別割引にいたします。

 

現金でお支払いの場合にのみお付けできる特典とさせて頂きます。

 

florsheim-uwingtip
1959年【FLORSHEIM】The KENMOOR
U-WINGTIP 30318

サイズ 8 1/2 ウィズC
(目安 25.5cm~26.5cmくらい)
¥27000-
(税込¥29160-)
の所

現金でお支払のメルマガ読者様に限り

無料メルマガ読者様価格

¥22000-(+tax )

 

と、

いう事でお送りしてきました、

店長青山【超!厳選】売れ切れ必至の狙い目革靴・ブーツベスト10

 

【 第1位 】はビンテージ古靴マニア垂涎の【FLORSHEIM】U-WINGTIPでした!

 

それではまた!

 

【 ※ 今回の一足のお手入れ 】

店長青山が今回の【FLORSHEIM】U-WINGTIPのお手入れに使用したクリームは

mowbray-browncream
【M.モゥブレイ】
シュークリームジャー
【ミディアムブラウン】

です。

こちらのクリームを

ペネトレイトブラシ
で、塗り込んだ後に

pro-whitebrash
プロホワイトブラシ

で、ブラッシングして磨きをかけ、布で拭き上げれば完成です。

 

そして今回はつま先中心にワックスを薄くかけてみました。

 

KIWI-PARADE-GLOSS-PRESTIGE

【KIWI】パレードグロスプレステージ

 

固形ワックスの【KIWI】パレードグロスプレステージを使用します。

今回使用した色はブラウンです。

やり方は超簡単です。

ステップ1

固形ワックスを指で取り、靴のつま先に薄く塗り込む

ステップ2

プロホースブラシで円を描くようにブラッシングする

以上になります。

布ではなく指でワックスを塗る理由は体温によってワックスが溶けて塗りやすくなるからです。

 

その後、毛の柔らかいホースブラシで円を描くようにブラッシングをかけて終了します。

 

とても簡単にツヤを出すことが出来ますので興味のある人は試してみて下さい。

 

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