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店長青山です、

USAライダースジャケットブランド
【Brooks Leather Sportswear】の
お話をしたいと思います。

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で、

このジャケットの話を始める前に
ちょっと必要なので
ジョセフ・ビューガライゼン・カンパニーに
ついてお話させてもらいますね。

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【Joseph Buegeleisen Company】は
1933年にミシガン州のデトロイトで
アクセサリーブランドとして始まった会社です。

デトロイトは大手自動車ブランド
「ビック3」が本拠地を構える車産業
発祥の地。モーターサイクルの文化の
起点となった土地なんですよね。

そのデトロイトで戦後から
【Joseph Buegeleisen Company】も
レザージャケットを作り始めました。

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ここで少し話がそれます。

そもそも、今ある
モーターサイクルジャケットの原型って
どこにあるのか、ご存知ですか?

ライダースジャケットが
一般的になってくる前の1900年代初頭から
1950年代位まで使用されていた
レザージャケトにスポーツジャケットと
いうものがあります。

これが、
ライダースジャケットの原型に
なったわけですが、元々は
アビエイタージャケットが
起源なんです。

要は、飛行機のパイロット
(アビエイター)が着ていたレザーの
フライトジャケットがライダースジャケットの
原型なんですね。

イギリスの有名なブランドにルイスレザーと
言うのがありますが、昔のタグには
羽根のマークが書いてあります。

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あれはもともと飛行機を意味する
レザーブランドだったからです。

で、話を戻すと

飛行機乗りが着ていたジャケットが
戦後、自動車やオートバイの普及により
一般化してきたのが
モーターサイクルジャケット。

今で言うライダースジャケットです。

そのライダースジャケットを
戦後から【Joseph Buegeleisen Company】も
レザージャケットを作り始めました。

この会社、実はある通称があります。

ビューガライゼン・カンパニーの
頭文字をとって

「Buco」(ビューコ)。

日本語風に知られているのは
【ブーコ】です。

そうです、レザーに興味があったら
知っているかもしれませんね。

日本のリアルマッコイズさんが
復刻を手掛けた事で
知られる、【Buco】です。

このブーコ。

ライダースジャケットの世界では
伝説のブランドで1970年代には
消滅したブランドです。

そのブーコが今回の
【Brooks Leather Sportswear】
に関係しています。

1957年からヘルメット産業に
ウエイトをシフトさせたブーコでしたが
60年代には自社工場のレザービジネスを
止めます。

その時にポリスマンジャケットと
ブーコの名品レースジャケットを
外注生産しました。

その生産を請け負ったのが、
かつてブーコの社員だった
サンダー・ウェス氏が率いる
【ブルックス レザースポーツウェアー】
だったのです。

1959年に創業した
【Brooks Leather Sportswear】は
あの【Buco】の下請けでジャケットを
作っていた会社だったんです。

元請けの【ブーコ】は
無くなってしまいましたが
このブルックスは今でも健在です。

ここで、やっと今回のジャケットが
出てきます。

長かったですね。(笑)

おそらくなのですが、
レザージャケットの歴史となると
インターネットで調べようにも
なかなか、情報が手に入らないと思います。

ですので、

ちょっと長かったのですが
前置きをさせて頂きました。

で、今回のシングルライダースは

【Buco】の名品レースジャケット「J-100」
と形はほぼ一緒です。

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真ん中のジャケットがブーコの
【J-100】ですね。

まあ、
ブーコの「J-100」を作っていた
工場の製品に「自分の会社のタグを付けただけ」
みたいなものかと思います。

襟もとについているネームタグは
プリントになっていて、おそらく
1970年代に入ってからのものです。

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これより古いタグは
【織りネーム】(刺繍タグ)に
なっています。

【Buco】の「J-100」に比べたら革質などは
劣りますが、細身のシンプルな
シングルライダースで、街着として着るには
ちょうどいいかもしれません。

ブルックスは今でもこの形を
つくっていますので、興味のある方は
ホームページをのぞいてみてください。

ちょっと、昔のものと比べて
イメージがかけ離れるかもしれませんが。。。

【Brooks Leather Sportswear】ホームページ

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レザーのライダースも革靴同様
昔の製品の方が完全にモノがいいです。

革質や雰囲気が絶対に古い物の方が
いいんですよね。

なので、もしあなたがレザージャケットを
お探しなのであれば、かつてのビンテージの方が
新品の物よりも質がいい可能性があります。

古いレザージャケットは
本当に魅力的です。

まとったら、躰の一部として
タフな状況からもあなたを守ってくれる
守護神的な存在です。

是非、この古いレザージャケットの世界にも
足を踏み入れてみてください。

今までになかった新しいあなたを
人生に加えてくれることでしょう。

それではまた!

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