草食系の次は
ばぶばぶ系が流行るらしい
今、何もかもにおいて
早く結果を出す事が
求められているように感じる
しかし個人的には
やればできるからと言って
何でもかんでも早く結果を
出した方がいいとは思わない
たとえ
やればできる事であったとしても
そこまでの過程を充分過ぎるほど
じっくりと満たしてから
次に進んだ方がいいと考えている
やればできるという事と
やった方が良いという事は
別の問題なのでる
よく、幼い子供に対して
色々な事をできるだけ早く
教え込もうとする人がいる
おむつが早く取れたとか
一人で立って歩きだしたとか
言葉をすぐにしゃべったとか
成長の段階で自然と子供の
覚える時期が早かったのであれば
問題ない
しかし
天才教育と履き違えて
子供らしい時期を大人の都合で
すぐに卒業させるのは
とても危険だと思う
人間の成長にはステージがあって
それぞれに意味がある
そのステージを十分に満たすことなく
スキップすると次の段階で
問題を引き起こすのである
発達心理学の第二段階では
小さなトライブ（部族）の中で
絶対的な長に服従する時期が
必要とされる
現実的に考えると
幼い時期に良識のある
親の言う事に従い
何かを盲目的に信じる
段階を過ごすべきだ
徹底的に何かを信じるという時期を
充分過ぎるほど満たさないと
大人になってからひずみを起こす
カルト集団に入って
グルの指示した犯罪を
疑いもなく遂行したり
嘘つきな男を信じて
散々なまでに振り回されたり
他人の好意を信じられず
たくさんの人に囲まれながら
自分はいつも一人だと
孤独感にさいなまれたりする
信じる力をつける必要な時期に
軽薄な大人からその機会を
奪われたからである
夢を信じて生きている子供に
世の中そんなに甘くないんだよ、と
今知らなくてもよい事実を
吹き込む大人はドリームキラーだ
ファンタジーが必要な
ステージの子供に対して
自分がいる世界の現実を
教えようとする事は
浅はかな大人のエゴであって
単なる自己顕示欲に過ぎない
その事実を知らなければ
今を生きていけないのであれば
教える他はないだろう
ただ
すでに知っているからという
優越感でこれから経験する内容や
結果や感想をべちゃべちゃ話す
ドリームキラーは存在しなくて結構だ
正義の味方になりたいと望む子には
スーパーマンが悪と戦って
街を守っている事を信じさせて
あげなければならない
白馬に乗った王子様が
迎えに来る事を待っている子には
その時に備えて準備する必要を
伝えてあげなればならない
サンタクロースの存在を
信じている子には、枕元に
靴下を置いて手紙を書く楽しみを
教えてあげなければ
いけないのである
いずれ時期が来たら
子供たちは黙っていても
今いるステージを卒業する
その時期が来るまで
安全な環境で充分過ぎるほど
ファンタジーを満たしてあげるのが
大人の責任だ
ステージを変えるのは
彼らが成長の段階で
自然と行う事である
今が満たされたら勝手にあふれて
次に進んでいくだろう
決して大人の欲望で
その時期をコントロールしては
いけない
もし
あなたの人生に
何か問題があるのであれば
やり残したステージまで戻って
充分にその段階を満たす事を
お勧めする
気持ちばかりが焦って
なぜか先に進めないのは
下のステージでやり残した事が
あるからだ
思い切って退行し
やり残した事を満たしては
どうだろう
人生の全てでステージを下げて
引っ越しする必要はない
たまに戻って心残りな部分を
満たせばよい
44年も昔の話
病院で生まれた自分は
出産直後の母の出血が
酷かったため退院まで
彼女に抱かれたことが
なかったそうだ
本来であれば
生まれた直後の一時間の間に
母に抱かれつつ両親から
愛の言葉をたっぷりと語りかけて
貰うのが理想であろう
しかし
今の日本では
現実的に難しい
現在、オランダでは自宅出産の
割合が30％に昇るという
戦後ぐらいまでは日本でも
産婆さんに来てもらって
家で出産するのが当たり前だった
それが元々のあるべき姿だと思う
いずれはそのような環境に
日本もなっていくだろうが
自分はそのような時代に
産まれなかった
もしかしたら自分は
赤ちゃん段階の第一ステージが
満たされていないのかもしれない
なので
そのステージを満たすべく
最近は赤ちゃん用のベビー石鹸を買って
ぱしゃぱしゃ顔を洗っている
赤ちゃん時代の第一ステージを
匂いや感覚で思い出すことが
できるかもしれないからだ
少しでも第一ステージを
満たす事が今からでも
できるのであればそのメリットは
計り知れない
そのうち
良さそうなものがあれば
赤ちゃん用のおしゃぶりを
Amazonで購入して口でくわえながら
ブログでも書こうかと思う
あなたはこの話を聞いて
冗談だと思っているかもしれない
でも
本気なのでちゅ
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