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「重くて履きにくい」は思い込みだった、80s【STAFFORD】ロングウイングチップ

「重くて履きにくい」は思い込みだった、80s【STAFFORD】ロングウイングチップ

80s【STAFFORD】ロングウイングチップ ブローグ MADE IN USA
80s【STAFFORD】LONGWINGTIP
MADE IN USA

 

青山健一です、

今回は1980年代の【STAFFORD】から、今日は使い勝手の良いロングウイングチップをご紹介します。

今、【STAFFORD】の靴を探したとしても、MADE IN USAの【STAFFORD】は、もう新品では手に入りません。

MADE IN USAが中古でしか手に入らなくなった背景、そして【STAFFORD】がアメリカの大手小売業者J.C.Penneyのプライベートブランドであることについては、以前の記事で詳しくご紹介しています。

参考にしてみて下さい。

●おすすめ参考記事
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【Stafford】の革靴は絶滅の危機?【J.C.Penny】の破綻とその影響

その名は「ブローグ」、起源はスコットランドの荒野にあった

ウイングチップの英国での正式な名称は「フルブローグ」。

「ブローグ」という言葉自体は、16世紀頃までにはスコットランド・アイルランドの高地地方で使われていた靴の呼び名に遡ります。

当時の「ブローガン」「クアラン」と呼ばれる靴は、なめしていない生の皮を足に巻きつけ、革紐で固定しただけの、ごく素朴な野良仕事用の履物でした。(出典:Tricker’s「The History of The Brogue」

そこに施された穴飾りの意匠が、後年「ブローグ」と呼ばれる靴の象徴的なデザインへと受け継がれていきます。

爪先を大きく翼のように包み込む「ウイングチップ」は、このブローグのデザインが発展する中で生まれた形。

そして、

そのウイングを、爪先だけでなくかかとまで一気に伸ばしたのが「ロングウイングチップ」です。

戦後アメリカが生んだ「ガンボート」という名の相棒

ロングウイングチップがアメリカで爆発的に広まったのは、第二次世界大戦後のこと。

「もっと大きく、もっと頑丈に」というアメリカ人の気質に合わせて独自の進化を遂げ、通称「ガンボート」と呼ばれるようになりました。(出典:Supply & Advise「The Feet Fleet: The all-American Gunboat」

 

このスタイルで最初に大きな成功を収めたのは【フローシャイム】の「Imperial」。

その後1950年代に【オールデン】が発表した「975」が、ストームウェルトと二重革底という重厚な仕様で「ガンボート」の定番として定着していきました。(出典:100Wears「Alden 975 Longwing “Gunboat”: Classic 75 Years Later?」

 

ロングウイングチップ=武骨で重たい、というイメージを持つ方は多いはずです。

ですが、今回の【STAFFORD】はその常識から少し外れています。

ロングウイングの表情の豊かさはそのままに、日常でも履きやすい軽快さを両立させた一足、それが今回のモデルです。

80s【STAFFORD】ロングウイングチップ 全体 ブラック グレインレザー

革の表情とディテール

アッパーは、シボ感のある黒のグレインレザー。

直線的なシボの入った革は、キズや使用感が目立ちにくく、長年履き込まれてきた個体でも表情が崩れていません。

爪先のウイングチップ部分には、細かな穴飾りがびっしりと施され、その周りをメダリオンが縁取っています。

羽根の開き方は、外羽根式の5アイレット。プレーンなダービー(ブルーチャー)仕様で、甲の高さに関わらず足入れがしやすい構造です。

STAFFORD インソール ブランドロゴ MADE IN THE U.S.A.

中を覗くと、インソールには紋章をあしらった【STAFFORD】のロゴ。

その下には「MADE IN THE U.S.A.」の刻印がはっきりと残っています。

これこそが、今はもう新品では手に入らない、アメリカ生産時代の【STAFFORD】である証です。

STAFFORD レザーソール ステッチ

アウトソールは飴色に経年変化したしっかりとしたレザー。

丁寧なステッチが縁を一周し、40年以上の時間が経った今も、がっしりとアッパーとソールを繋ぎ止めています。

STAFFORD ヒール BILTRITE IMPERIAL

トップリフトには「IMPERIAL」の刻印が入った「BILTRITE」社のラバー製。

当時のアメリカ靴によく使われた、信頼のおけるヒールメーカーの一つです。

STAFFORD インソール サイズ刻印 7.5D

内側には「7 1/2 D」のサイズ刻印と、製造ロットとみられる数字の刻印。

正確な製造年までは特定できませんが、この個体が確かにアメリカの工場でひとつひとつ作られていた記録です。

もしあなたが、、、

もしあなたが「ロングウイングチップは重くて日常使いしにくい」と思っているなら、この一足はその考えを変えるはずです。

そして、、、

MADE IN USAの【STAFFORD】は、もう出会えない」と諦めているなら、今この瞬間が、そのチャンスです。

1980年代のアメリカで作られ、40年以上の時を超えてなお現役の一足。

手に入れたくても、モノがない。

それが、今の【STAFFORD】のMADE IN USAです。

サイズの合う方は是非一度試してみて下さい。

それではまた!

80s【STAFFORD】ロングウイングチップ MADE IN USA
80s【STAFFORD】LONGWINGTIP
MADE IN USA
サイズ 7 1/2 ウィズD
(目安 25cm ~ 26cm 位)
¥17,000-(+tax ¥1,700-)

【 ※ 今回の革靴のお手入れ方法 】

青山が今回の革靴のお手入れに使用したクリームは

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【M.モゥブレイ】
クリームエッセンシャル
(無色)です。

こちらは無色のクリームですので、これ一本でも、どのような革にも利用できるという汎用性があります。

今回のようなシボ感のあるグレインレザーでも、通常のメンテナンスだけで十分に艶が蘇ります。

このクリームエッセンシャルを


ポリッシングコットン

という磨き専用の布に取り、うすく革靴の全体に塗り広げていきます。

その後、毛先が細く、コシの柔らかい馬の毛を使用した

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プロホースブラシ

で円を描くようにブラッシングして馴染ませてから、更に乾拭きをすると美しいツヤが出てきます。

革靴の手入れなど、これまで一度もやってきた事がなかった人でも、簡単に最初から結果を出せる優れた技術です。

 

クリームエッセンシャルは、思いもかけず革靴のお手入れが好きになってしまうクリームです。

革靴に限らず、革製品全般に使える素晴らしいアイテムですので、一家に一本あっても決して損はしないはずです。

是非試してみて下さい。

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