「 失敗しない革靴の選び方 」 で水洗いをした
革靴でしたが
店長が施したレザーシューズのメンテナンス方法の
一番最初のこの状態から

このように磨くまでの過程をご紹介します。
(写真右側の靴)

こちらの下には動画もご用意してありますので
お時間のある方はそちらもあわせて
ご覧下さい。
水洗いを終えて、干している革靴。

完全に乾いた状態になったら
それを、ブラシと布を使って磨いていきます。
ちなみに店長はこのようなブラシを使っています。

このほかに乳化製クリームを塗るのに
歯ブラシを使用しています。
なるべく色を分けて使うように同じ種類のブラシを
何本か揃えています。
まずは洗って油分やクリームを落とした革靴に
栄養分を補給していきます。

歯ブラシを使い、乳化製クリームを塗っていきます。
これで水分と油分を補給します。
このときに店長が使っているのは
「M.MOWBRAY」のSHOE CREAMです。
色つきのBLACKを使用します。

分量は少なめです。米粒で2~3粒くらいでいいとされています。
歯ブラシで取ったクリームを、靴の先や踵、
脇などにすばやく均等につけます。
その、つけたクリームを全体に薄く広げていきます。
ペネトレイトブラシという専門の小ブラシがあり、これも
500円以内で売っています。それを使えば簡単にすばやく
広げられるでしょう。

次に、豚毛のブラシを使用し、
塗ったクリームを更に広げていきます。
ここでは馬毛ではなく、硬くコシのある豚毛製のブラシを
使用します。クリームを靴全体にのばし、
余分なクリームを払い落とすのが目的ですので
硬めの豚毛製を使用します。

その後、布で乾拭きしていきます。
余分な乳化製クリームを取り除いていきます。
ここまで来るとだいぶ、靴に輝きが出てきます。

靴のクリームが綺麗に取り除かれた状態です。
革の表面がツルツルになり光沢が出てきていますね。
ここまで、磨けばもう充分にお店に出すこともできますが、
もう一段階手を加えていきます。
次に使用するものは油性ワックスです。
店長は 「KIWI」の 「SHOE POLISH」を
使っています。

油性ワックスは光沢を出すのと防水性に優れています。
しかしながら、革の通気性を損なうという一面もあるので
つま先と踵を中心につけ、最後にコバにも塗ります。

塗った後、1~2分時間置いてから、
水をほんの少しだけつけます。少し置くのはワックスに
含まれる溶剤を飛ばして蝋分を固まらせる為です。

やわらかい布でやさしく拭いていきます。
これを繰り返して磨き上げていけば完成です。
一番最初のこの状態から

このようになりました。(写真右側の靴)

この状態から

このような状態へ

いかがでしたでしょうか?
とてもオーソドックスな磨き方だと思いますが、
色つきの乳化製クリームを使うことで
つま先にあった色の剥げ落ちも
綺麗に修繕されていると思います。
ここまでにかかる時間ですが、慣れた方ですと
片足を10分くらい、両足でも20分足らずで
終えることができるようです。
また、毎日クリームを塗ることはありません。
履いていくうちに、靴のくたびれ感が
気になりはじめたら行うようにすれば良いでしょう。
日頃は履き終わったときに
馬毛製のやわらかめのブラシでブラッシングして
その日の汚れやホコリを取り除いて上げましょう。
革靴の磨き方 動画 1
革靴の磨き方 動画 2
革靴の磨き方 動画 3
愛着のある靴はメンテナンスも楽しいものです。
くたびれた靴が輝きと艶を取り戻していくのは
見ていてとても嬉しく、更に靴に愛着が沸いてきます。
ほんの少しの時間と、ありきたりの道具で見違えるほど
綺麗になってくれる革靴は、日々の暮らしに
ちょとした豊かな気持ちと
心の余裕を与えてくれるアイテムです。
おしゃれは足元から、と申します。
是非お気に入りの一足の革靴を見つけて
長く人生のお供として愛用してみてください。
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