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【VASCO】CANVAS×LEATHER CITY MAILBAG BEIGE

店長青山です、

【VASCO】ヴァスコのアイテムを今年の春に
個人オーダーされていた方のアイテムが
徐々に上がってきています。

今回もお客様にお願いして
ご注文のバッグの写真を取らせて頂きました。

モデルとなって頂いたのは
サイトウさんです。
いつもありがとうございます。

本日のアイテムは
CANVAS×LEATHER CITY MAILBAG BEIGE
です。

1960年代ぐらいまで、
アメリカの郵便局員が使用していた
バッグにシティコレクションという
シリーズがあります。

今回の【VASCO】では、
そのシティコレクションを
パラフィン加工の帆布を使用して
再現しています。

帆布というのは、綿や麻を使って
平織りで織られているの生地のこと
をいいます。

文字通り、帆船の帆などに
使用される丈夫な生地です。

トラックの荷台にある荷物を
雨風やほこりから防ぐためにかけておく
幌(ほろ)にも使われたりしますね。

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帆船の命ともいえる帆となったり
トラックの荷台で荷を守ったりする
生地ですから耐久性は抜群です。

帆布は厚みによって
「号」という段階に分けられます。

0号から11号まであり0号が
一番厚くて重く、11号が一番
薄くて軽くなっています。

今回のアイテムでは9号の帆布を
使用しています。

いつもは古いシャトル機で織った
キャンパス地を使用することが多い
【VASCO】ですが、それらの物より
生地の目が細かい感じです。

これにより、生地の表情が滑らかに
仕上がっています。

そして今回のアイテムで
使用されているのは
ただの帆布ではありません。

「パラフィン加工」が
施されているんです。

パラフィン加工とは生地を
「ロウ」に漬けたりして
表面をコーティングしてある
ものを言います。

帆布は綿や麻を使うので
そのままでは水を吸ってしまうんですね。

パラフィン加工というのは
それを防ぐ「撥水」のための
加工です。

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パラフィン加工の帆布は
使い始めのうちは若干の
固さを感じるかもしれません。

ですが、使いこんでいくうちに、
なじんでだんだん柔らかく
なっていきます。

そしてもう一つパラフィン加工の
特色があります。

エイジングを楽しめる生地なんです。

こすれるとデニムの生地のように
「アタリ」が出てきます。

折り目の部分に線が浮き出る
「チョークマーク(白化)」
と呼ばれるものも、
この生地の特色です。

これが何とも言えない魅力的な
雰囲気をかもし出して
くれるんですよね。

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実はパラフィン加工の帆布は
バッグを作るのがとても
大変な生地でもあります。

加工なしの帆布でバッグを
作る場合は縫製を間違えても
ほどいてまた、縫い直すことが
できるんです。

ところがパラフィン加工がされていると、
間違って縫った所に跡が残ってしまいます。

ロウでコーティングした生地に
穴が開くとその部分が
わかってしまうので
やり直しがまったくききません。

一発勝負で仕上げる必要が
出てきます。

職人の腕が問われる
生地になるんですね。

このバッグをラインナップに
上げてくるあたり、BAGメーカーとしての
【VASCO】の実力がうかがい知れます。

とても興味深いシリーズを次々に
打ち出してくる【VASCO】。
これからの展開も目が離せませんね。

そして今回のシティメールバッグに関しては
残念ながら当店には在庫がないので
販売することができません。

今現在、当店に在庫がある【VASCO】のアイテムは
こちらのバッグです。

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【VASCO】ヴァスコ LEATHER TRAVEL TOTE BAG 
¥35000-(+tax ¥2800-)

こちらのバッグの詳細を知りたい方は
下の文字をクリックしてください。↓
【VASCO】LEATHER TRAVEL TOTE BAG 
在庫は【1点のみ】ですので
気になる方はお早めにどうぞ。

それではまた!

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